いまさら、こういう日本語をここで書くのも気恥ずかしいけれど、似たような言葉でボランティアがあるが、助けるのほうが日常生活のすぐ近くにある気がする。私が言う『助ける』は、ずっとずっと大昔、東アフリカから10万年前に、アフリカで暮らしていたわたしたちの先祖の暮らしぶりを想像していた。10万年以上前にもわたるわたしたちのDNAではなかったかということ。幾つかの家族が肩寄せあって、猛獣や巨大な哺乳類の攻撃から身を守るために、時には木々に登り、樹上生活をしていた。親は子供を守り、大きな子供は小さな子供と遊んで蛇やハエがたかってくるのを追い払ってくれたかもしれない。母親は木の実を取りに樹木が生える場所へ行き、取り過ぎないよう、幾つかの家族と貯蔵する程度の実をを持ってきた。しかし、生きる基本は水である。水はどんな器に盛ってきたのだろうか。哺乳類の胃袋や腸なのか、大きな袋を持った植物なのかわからない。彼らはそれぞれ独占はせず、それぞれが助け合って生きてきた。そういうDNAはずっとわたしたちの先祖から受け継いで今日まで脈々とあると思う。これは、現在、生きている人が(ホモサピエンス)が常々意識化しないと、忘れてしまうことである。『助ける』は別に物に限らず、言葉であってもいい。落語の『長屋談義』の人情談義は『助ける』話ばかりだ。家庭から学校、職場、地域社会、世間、歩いている空間でも、通勤電車の中でも。先日、札幌市営地下鉄で、中国人の家族が日本人のおばあちゃんに席を譲っていた。ほんわりした空気が車内に流れた。スマホいじりの若者が気づけないけれど中国人には見えていたのである。とりわけ自分自身に対しても自分の心臓や大脳や消化器官に負荷をかけ過ぎない(器官を助けてあげる)ことが肝要だと思うこのごろだ。なかなか難しいことではあるけれど、それぞれが自分の空間に閉じ篭る人が増えて、いつのまにか『自分の快』は『閉じられた空間』にあって、他人の姿が見えなくなっていないだろうか。他人が見えないということは、自分も見えなくなるということでもあって、目や意識や自我だけが空中を散歩して歩くことになる。そこには『助ける』という行為は発生しない。擬似的にメールや抽象空間で『助ける』ような言葉は発生しているかもしれないが、具体的な顔がない分、不気味である。なんとか日々、目を見開いてせめて自分の歩く道、自分の占める空間で他者を『助けるときは助けられるよう』身を整えて生きたいものである。

  1. 現代版おとぎばなし。

    昔のおとぎばなしに、(^^♪助けた亀に連れられて、竜宮城に行った浦島太郎がいましたが、助けられたり助けたりを幼児から教育したのでしょうね。今の子供たちには通じませんね。やがて来るクリスマスのサンタクロースの正体もバレていますし、子供だましは効かなくなりました。最近では大人と同じレベルで教えないと馬鹿にされそうですね。助け合いの精神の教育以前に、いじめ問題の解決が急がれています。どの子供も学校の集団生活が苦痛のようです。その挙句が登校拒否につながり、引きこもりが増え、他人との接触さえ拒むようになります。話すのは一部の人間。カウンセラーなどだけです。こうなると、人助けどころか、助けられる側になって、それに依存してしまいがちです。現在の社会現象も集団教育の盲点から来ているのかも知れませんね。憲法改正では無いですが、情報量の多い現代の子供たちにともに助け合うことを身につけてもらうには、教育も変えていく必要があるのかも知れません。

    • 学校の中に限らず、集団生活は世代を超えて苦手なようで、わたしなんかも嫌いで嫌いで高校の修学旅行
      を唯一拒否した男です。政治の季節の只中で、集団主義が戦争や行進や隣組を作り、反戦の人間を特高が
      捕まえにきた。金輪際、みながいいと言ったことは悪い、ダメだということは結果として未来からみて良い
      という価値観を持つようになり今日まで生きてきました。新聞社やテレビ局、たくさんの職場を見たり聞いたり
      しても、誰かバカを演じないと、その集団は静かでスマホやパソコンで静かにサクサク誰かにメールしたり
      して遊んでいます。言葉で助けることはあっても、自分の肉体で行動で助ける習慣を日ごろから身に着けたい
      ですね。教育には期待しないほうがいいと思いますね。家庭のシツケが一番です。世界中、どこへ行っても
      暮らせる価値観を見据えて育てる、それしかないですね。そこで「助ける」は普遍的にいいことだと思います。
      この国をはじめ期待はしないほうが精神衛生上いいです。

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