注意すれば何でもないことなのに、最後まで仕事に責任を果たさない人が多いのではないかとある人と電話で話していたら、下記のメールが届いた。正確には「責任を取りたくない、面倒だ、丸投げだ。それより人事が気になる」ようなところに身を置いて生きている組織人(つまり貴方がいなくても動く)が多過ぎると感じていて、それはまた仕事や製品を全体で把握できる人が少なくなっている、物づくりも職人仕事から工賃仕事へ、検査も注意力散漫に「早くいつまでに○○個納品だ」に価値が移動しているのかもしれない。何せスピード時代だから。


ちょっとニュアンスは違いますが、三国志の諸葛孔明の著書「将苑」にある
「よい将軍には『腹心』『耳目』『爪牙』の、三種類の部下が必要である」という言葉を
思い出しました。

爪牙とは戦って強い人、耳目とは情報に精通してる人ですが、
腹心というのは「高いモラルや常識を持つ人」という意味で、
今、日本で使われているような、親分の心を誰よりもよく知っていて
どんな命令にも従う人、というような意味はありません。
犯罪や不道徳までいかない、ちょっとしたモラルの欠如が蔓延してるかもしれませんね。


「腹心」がここでは、高いモラルや常識を持つ人と定義されていて、筆者などはホッとするのである。高いモラルはどこで得られるのだろうか?誰から教わるのか?そのモデルは?こういう問いに、尊敬に値する人が周りからいなくなっている状況が考えられる。私はひとりいたが亡くなった。亡くなったが、あの人ならこの場面をどう乗り切るか?と考える。そうすると気持ちが楽になる。間違いの少ない判断というのは、場数を踏んだ人や知恵のある人と誰からも思われる人の模倣から始まるのではないだろうか?いま一度、家庭を含めて見回したいことである。

  1. 一人で『腹心』『耳目』『爪牙』の能力を持ち合わせている人が居れば凄いでしょうね。その場その時に合わせて能力を発揮できれば良いのですが、そんな人は先ず居ないのでしょうね。大統領も首相も議員も知事も皆んな側近がお膳立てしたシナリオを踏襲していますから、必ず、本人よりも優秀な?影の大統領や影の首相や影の議員や影の知事が居る事が多いですね。議会での質疑応答などは事前にすりあわせたシナリオ通りに運んでいますからほとんどが出来レースですね。中には爆弾発言などもありますが、自分一人で組み立てたシナリオではないので即答は出来ませんから、お茶を濁してうやむやに。そうなれば会期延長で国会ならまた国民の税収から一日当たり1億円の議会運営費が消えて行きます。優秀な影の裏方に相談しなければ事は運びませんね。

    • 私の周りにいたテレビ局員や新聞社員やスポンサーの担当者で、3つの能力を併せ持つ人は皆無でしたね。大学教授で近い
      人がひとりいましたけど。しなければいけない教育は人間教育ですね、どの世界も。

  2. 丸投げ主義者が多いですからね。部下に丸投げして飲み歩いている上司が意外に出世するんですね。自分独りでは何も能力が無いのに結構幅を利かせている場合が多く見受けられますね。

    • 責任感覚育たないような組織風土が醸成されているのですね。いずれブーメランのように自分に帰ってきたときにそれに気づくでしょうが
      、そのときは時すでに遅しでしょう。きょうは病院。爺さんがあちこちでがなってましたよ。まだ順番は来ないのか?とか奥さんにわがまま
      言い放題の元管理職っぽい人もいました。こういう人たちが企業の中心近くにいたのかもしれません。他山の石です。「俺が上だ」意識です。
      「お前より俺が偉いのだ」死なないとこの意識は取れないでしょう。そう思う病院でした。

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