妻が九州へ行き、1週間不在。なので自然に主婦になった。去年から朝ごはんはトーストと野菜・ハムの定番で、ときどき卵料理をして私が作る訓練が効を奏し,不自由はなかった。後片付けはお手のもの。料理しながら使い終わった用具は水洗い。しかし、食べ終われば、今日の昼と夕食は何にしよう?何を買うか思案する。生ゴミを出す曜日、プラスチック類を出す曜日を確認もしなければいけない。ご飯などは炊飯器があるからカンタンと思いきや水の量と米の量と、30分以上、そのままにしておくことを忘れ硬いご飯になってしまった。夕食は残りご飯でチャーハンだ。余った野菜を冷蔵庫から出して切り刻む。フライパンで炒めて塩・コショウ入れて皿に取り、次は卵を落として熱を通して、そこへご飯とチャーハンの素、次に野菜を入れ出来上がり。美味い。誰もいないが、自分に声をかけて景気づけ。「なかなかやるじゃないか」と。
洗濯機も風呂のお湯を使い、洗う。乾燥機から出して全部吊るす仕事もある。しかし、この中のどれにアイロンをかけるのかわからないから、手で畳んでタンスにしまう。ワイシャツ以外はアイロンなしでOKなはず。居間だけは掃除をしようと掃除機を出す。庭に出て、咲き過ぎたバラをハサミで切り、玄関の鉢植えに水をやる。
明日は会社だ、息抜きができる。サラリーマンは家事から会社へ逃げているのかもしれないなあと思う瞬間である。しかしである。一人暮らしの怖さは、火や電気、ドアの鍵の再確認だ。2階に上がり、電気チェック、ガスの点検、そして玄関ドア。そうだ、和室の部屋の鍵も気になる。自分の家を離れるまでのこれは儀式みたいなもので、慣れるまで時間がかかりそうだ。妻か私が先に逝くわけだが、おおむね男が先に死去するケースは多いが、その逆もあるわけで、その場合の訓練を一週間してみたが、食事つくり、栄養に気をつけた台所仕事が一番大変かもしれない。
近所に私立大学もあるが、講師は近所のおばさんでいいから単純な料理を教えて欲しい気がする。札幌の街中に料理教室があるが、おじさんも入学OKというが、敷居が高い。図書館で「男の一人暮らしの料理」集も借りたが、どうも、大脳から覚えようとするから長続きしない。手と体で覚えないと身につかないこともわかった。情けない一週間であった。しばらくは妻の料理を横目で見ながら学ばせてもらうことにしよう。主婦業の大変さを実感した。
