結婚紹介産業、経営者からのお話。

50歳で起業して、結婚紹介産業に参入した経営者と先日、おしゃべりをした。そこには様々な人間模様があると同時に子供の親たちが子供以上に熱心に問い合わせの電話がくることも話してくれた。

 

彼の会社の場合、会員になるためにはまず年間5万円の会費の支払いが必要で、ハードルを高くすることでお遊び半分の男女を排除して、真面目な法人であることを伝える。さらに年間何十万も取る結婚紹介産業や毎週のようにお見合いパーティーをする団体とも違うカラーを出している。必ず1対1で社長みずから場を設定して丁寧なお見合いをさせている。

 

彼の話では、現実にお見合いパーティーで成婚に至る確率は2%(はじめはデートが始まっても)だと申しておりました。さらに別な同業者の女性経営者と忌憚のない会話をしたら、会員の男女比は女性9割、男1割。男の日照りで彼女の名刺の裏に『男性求む』と印刷されていたと。これは、何も結婚紹介産業に限らず、近所の出雲大社系の神官に聞いても、遠くは岐阜から北海道観光に来たついでに『縁結び神社』に来るとか、まじめに自分の履歴書を置いていく人さえいる。しかし、そういうお見合い的なことはしていないから、履歴書はご遠慮願うとしても女性の結婚願望の力は現実には衰えていない。

 

衰えてはいないから、男から猛烈なアタックをすれば成功の確率は高いはずだが、強く出過ぎると『ストーカー』のように嫌われることも多い。この女性と付き合ってもいいかなと思ってメールなどを出しても、あまりしつこいと、『ストーカー条例』が立ちはだかる。恋愛経験者ならだれでもわかるが、恋愛にはどこか『ストーカー的な要素』は抜きがたい。相手がいまどこで何をしているか、誰と会っているかとか心配になるものである。そこを追跡していくと、汚名を着せられる、シツコイと嫌われるから困ったもので、男にとってそれは恋愛地獄にはまるようなもので、そうならないために恋などしないほうが良いという結論に達して、結婚適齢期の男たちがどんどん『恋愛圏』から逃げていく。

 

恋愛と結婚は違うとはいえ、経営者曰く『やはりセックス年齢の早い人が結婚にも早い』とがっかりする真実を告げられた。男は『責任感が強いから』と私の世代ならそう言う。余話として、1年間に3人の女性を紹介したが、すべての女性から『ノン』を突きつけられた男へ『2年目に入るので再度5万円の年会費を』と電話をしたら『もっと別な女を紹介しろ!』と怒鳴られて電話を切られた。また、女性の友人を伴って『入会しようかしまいか迷いながら面接に来る女性は100%入会しない』と。なぜだろうか?皆さんも考えてください。筆者の予想は、友人が自分より先に結婚相手を探さないでという気持ちが友人に伝わっているのではないかと想像するが。独身なら一緒に独身でいようという気持である。