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戦争とプロパガンダは、昔から仲良くて、広告の目的はある意味で消費者を洗脳をして、ある場所に赴かせて、参加させて、財布の紐を緩めさせて消費を促し、お金をもらう広告主に喜んでいただくという仕組みで、買った方も満足させ、PRを請け負った広告代理店を頭にして、テレビ局・新聞社・チラシ配布会社・印刷会社・制作会社がスポンサーのお金を分け合う仕組みだ。

戦争にたとえれば、広告代理店は傭兵に似てなくもない。お金で雇われて雇い主のために命を捧げる・・少し大げさだけど。ただ、同業のA社とB社を、同じ広告会社が請け負うとなるとこれでは、傭兵同士(社員同士)の戦いになり、インチキな戦いになる可能性は否定できない。たぶん勝つのはお金を多く出して、その広告会社を潤わせている会社になるかもしれない。生死を分け合う戦争と広告内部での戦いを並列に論ずるのは不謹慎免れないが、戦争へ駆り立てるワンフレーズが、コピーライターのメッセージで死地に赴いてしまう現実もあるわけで、言葉と絵と音楽とタレントを組み合わせて、効果を狙う詐術に近い。

小泉政権のときに郵政を民営化したのも、アメリカの保険会社が何百か何十の億円を広告会社へ予算を預けて民営化へのPR費用に充てたという噂もある。そして、日本国民の保険や貯蓄をイタダキである。原発設置時,自治体の住民との対話や集会も広告代理店が絡んで、電力会社からお金をもらい、セレモニーを仕上げて、最後は金の出した企業の言い分を十分尊重して、地元の首長を言いくるめる図式だ。

これは、当該政府の官庁の各種審議会を、後ろから指図して、シナリオを作る官僚たちも同じで、「この委員の思想傾向はこれこれ、あんまり、全員が一つの意見ばかりだと、疑われるもするから、反対意見を述べるこの人も入れてバランスを取り、最後の決を採る段になれば6対4くらいで、我々の作る案を政府に諮問するような形にしたい」などと、あらかじめシナリオを作るのに似ている。偉い肩書きの先生方が高い日当の金(税金)をもらい官僚たちが作成した資料をもらえば、どういう方針を出せばいいのか、わかるというものである。

今から財界から要望の出ているホワイトカラー・エグゼンプションも動き出している。1947年以来の労働法の大改正だ。成果主義を極端に取り入れるとこうなってしまう。「私の収入は1000万円ないから」とか「残業代はもともとない企業だから関係ない」では済まない、下手したら「正社員は要りません」くらいの投資家や株主だけが儲ける企業に変身する危険もあるのに。これも財界人を入れて、審議会を作って「結論ありき」のシナリオになる可能性大である。

結論が初めにあって、審議するのはインチキである。競馬でいえば、この馬が優勝だということにして、レースが始まれば八百長事件に発展する。いまの安倍政権を見ていると、国民の命や税金を担保に入れられて、アメリカのご機嫌伺いながら、走ってる気がするのは私だけだろうか?ここにも外務省官僚が立ちはだかる。

官僚たちがまるで広告代理店のような働きをしているのだ。スポンサーは法人税を下げて利益を供与した会社の数からいえば少ない、大きな企業とアメリカに本社を持つ多国籍企業、そして官僚自身ではないだろうか。大きな企業が広告費として莫大な金をテレビ・新聞・雑誌・ネットへ流しているから、下手な意見は言えない構図だ。

ときどき、日本国が全体、広告代理店に見えてきたりする。道理でやたら日本を持ち上げるテレビ番組が異常に増えているのも、そうした証ではないかと邪推する。

  1. 僕も広告会社をやっているが、そんなあくどいやり方が出来るほど大規模ではないので心配はなく真っ当な仕事を正確にこなしている。社会には裏も表もあるがそれを理解するには表通りだけでなく裏通りも歩かなくては判らないと思う。真実は一つと言われるが、どれが真実でどれが嘘なのかわからないのが社会だと思ったりもする。議会などがそうであるように、シナリオを読み上げているだけで、お互いが事前にどの質問があるのか、どんな答えが用意されているのか把握済みのお芝居みたいなものだからTV中継も滑稽だ。これは地方都市の議会で判った事だが、議会の前に先生?たちが原稿を作る(他人に作らせるのかも知れないが?)と質問を受ける側が目を通す。こんなやり取りを見てしまった。裏でつながっていてお互いの利益のためには派閥もなく、至って平和な関係だった。表裏一体のビジネスと言う訳だ。ビジネスには利益が求められ日本のトヨタのように莫大な純利益をあげている企業もあれば貧困な企業もある。しかし巨大化したトヨタも僕の知る限りでは身近にあった織機が原点だ。僕の第三の故郷には紡績工場がたくさんあり、町工場にも学校の教材にも豊田式織機があった。今の時代になって織機と言う裏の顔が、自動車と言う表の顔として逆転したのがトヨタだと思う。しかしトヨタに限らず自動車産業や大手企業と政治の関係にも表の顔と裏の顔がある。まだ裏の顔が無いのは我々のような貧困なビジネス企業と子供たちぐらいじゃあないだろうか。マスメディアも鵜呑みせず半信半疑で見る癖がついて、ネットもだが最終的に洗脳されない正反対の考えをしたくなることがある。

    • 議会における一般質問は、あらかじめ質問項目を議会事務局へ提出しなかればいけない。それに基づいて関係各部(省の)担当者が答弁書を用意するので、バカでも
      大臣を勤められる。唯一の例外が予算委員会で、この場では突然の「議長!」とともにとんでも発言やスキャンダルが出される。地方議会も同じで、質問は各項目
      を提出。3年間、議会事務局の議事録づくりをしていたので、手元には羅列された議員の質問がずらり表にされていました。株主総会のヤラセと似てます、総会屋
      ですね、仕切り屋は。いまは薄い存在にはなってますが、表の話でいまも裏でつながってると思いますよ。道警と暴力団のように。道警の稲葉問題の本を2冊読み
      ましたが、あれも「銃の押収」をやらせで、道警はこれだけピストルを押収したと警視庁へ実績報告をして、稲葉の上司は出世していきました。自殺した人もいまし
      たがね。「首なしピストル」事件が日本中の警察を覆ってたのですが、報道しません。トヨタも私、10か月岡崎でフーテンをしてましたが、たくさんの部品工場が
      ありました。フェンダーミラーばかり作り、庭先に積み上げていたりね。中小企業の集合体がトヨタなのです。テレビだって、安い給与で制作やカメラ回しは下請け
      に丸投げ、照明や重いカメラを運ぶ横で、シナリオ持参のネクタイ姿、彼だけが正社員でお客さんに挨拶する役目。そこに広告代理店の営業やプランナーがいる場合
      もありますが。世の中のこういう仕組みは、できるだけ早い時期に子供たちにも教えたらいいと思いますね。

  2. 「人生いろいろ」やってますね~。何でもパチンコと警察は蜜月の仲とか?本当かどうか?知りませんが、ある人の話では新規開店になると、近くの交番に若い衆が手提げ紙袋を持ってくるそうです。「落し物です!」と置いていくらしいです。中身は?「例のモノ」ですかね。もちろん落とし主は現れません。本当なら嫌な話ですね~。豊田市の美里のトヨタ工場に勤めていた従兄弟のところに行った時は各家庭の軒先にビール箱のような樹脂の箱が置かれていて、中に部品が入っているのを僕も見ました。クルマは内職で出来ているんですね。豊田市は随分前から城下町の福祉活動をやっていて今は亡き僕の叔父さんも寝たきりで自宅に移動式の湯沸かし器付き入浴カー・サービスが来ていました。当時にしては先進的でした。社員の自宅のみなのか地域全体なのか?判りませんが、部品内職を考えれば社員の家でしょうか?豊田市だってホンダもあれば日産もスズキもありますからね。従兄弟の話ではトヨタに勤務していても技術者は偏屈がいて他社のクルマに乗っている者もいるらしいですが、トヨタ車以外は、トヨタ工場の駐車場に入れさせて貰えないと言っていました。

    • 刈谷・安城などを回ってましたから、まあ城下町ですね。兄が金融の名古屋支店にいたとき、融資でトヨタ本社へ行ったとき、別メーカー車だったから
      遠くの公園で停車させて、徒歩で本社へ向かったと言ってました。九州出身者も多くて何人かと話しましたが、彼は毎日「タコ踊り」をしていると自嘲して
      ました。持ち上げらた車の下をドライバーで回す仕事を朝から晩までして、最終的に辞めたと。豊田市はもともと「挙母」(ころも)市ではなかったかな?
      企業名に変えたのですね。車も三河ナンバー車がどういうわけか、田舎者としてバカにされて、名古屋や豊橋ナンバーに変える若い人もいましたよ。

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