メルカリをしている人にこの本を出しています

雑誌「噂の真相」が廃刊(2004年3月)して21年が過ぎる。既成の権力や圧政者へ「スキャンダル」という武器で戦いを挑んできたミニコミ誌だ。広告ではなく購読料だけで経営をしていた反骨の雑誌だ。実際に購読するより立ち読みしていたマスコミ関係者や芸能関係、政治家、企業家。官僚も多い。

さらにここからの記事で激震を興して検事総長の人事にまで影響を与えた(俗に言う則定衛〈まもる〉東京高検検事長が女性スキャンダルから総長の目が潰れた)。森善朗元首相が早稲田時代に買春で逮捕歴があることを警察に保管された指紋と同じものを見つけ出して、証拠を突きつけたのもこの雑誌だ。司馬遼太郎に離婚歴があり、隠し子がいて小学校の教師をしている彼を訪ねて大阪まで捜し歩いたのも噂の真相。司馬さん自身の略歴から抹殺されている。なぜなのか?

この伝統はいまも「パンツ大臣」と書かれる高木復興大臣批判へ週刊誌ジャーナリズムへと受け継がれている。清濁併せ飲むのが人間だ。食べるものは出す。出たものは出たもの、隠せない。尾籠な話だが大事なことだ。亡くなったフランス文学者渡辺一夫氏のエセイで「美し過ぎる女性を見て、くらくらしないよう彼女がトイレに入ってる姿を想像すると精神のバランスが取れる」と書いていた。

さらに松本清張を担当する出版社担当は美人が条件、あのタラコ唇で涎を垂らしていたのだろうか。TBS社員10人が参加した「乱交パーティ事件」も噂の真相から出たスキャンダル。TBSドラマ出演者のストレス発散のため芸能ゴロを利用して仕組んだイベントで、参加者のデリヘル嬢の告白から始まった。全員、閑職へ追いやられた。話を戻すと、検事総長の目をあっさり則定を「噂の真相」発売日前に、検察幹部は情報を入手して辞任させる舵を切っていたらしいのだ。原田法務省事務次官を中心にした法務・検察上層部だ。なぜか?

実は「もっと大きな問題を検察庁は抱えていたのだ」それは「調査活動費」のこと。「検察官が情報収集や調査活動を行う経費」で2000年で2億2千万。主に新左翼を調査するらしいが使途は極秘。検事正以上でないと使えない。この費用が検察OBや検察関係者の話では、検察幹部の裏金に利用されている。ある検察OBが「則定さんの一件ね、あれの裏には調査活動費が絡んでいたんだよ。なぜ法務省があんなに早く則定さんを切ったか?あれ以上、騒ぎが大きくなると、調活費の実態が明るみに出る危険性があったからだ。」「あの事件からしばらくたって、検察幹部の調活の使い込みの実態が書かれた内部告発文書がマスコミにばらまかれた。本省の幹部は、実は則定さんよりあの内部告発に焦ったんだよ」

このあたり、自民党の政治家は法務官僚たちへ「こちらの言い分を聞いて判決を出さないと、調査活動費用の使用実態を暴露するぞ」と脅されてるような気がするのだ。どうも裁判の結論が原発にしても住民寄りというより政府よりの判断が多い気もするのだ。自民党と公明党の裏密約が池田大作の国会証人喚問をしないという約束で成り立ってるように(学会員による盗聴事件や言論弾圧事件の真相についての喚問)。

全国の警察が「事件の調査をする」の名目で一般市民に聞いて歩き謝礼を払う制度がある。調査費だ。架空の人名を遣い使い、領収書を集めて貯め込み、飲み食い代やゴルフ代、栄転する上司への餞別へも使用していた実態があるが、元をただせば、検察庁や警視庁、全国の警察に、政府にある官房機密費みたいな自由に使える税金を泥棒するメンタリティーが蔓延しているということだ。政治家においては、切手を通信費として買っては金券ショップで売り小遣いを作る精神と同じだ。中国の共産党幹部なら、はっきりワイロを要求するからわかりやすいが、この国はズルをするために知恵を出す。天下り先を作るために世の中を分析して、協会や団体の必要性を作文して、補助金団体を作る。そんな時間があれば今いるところで、給与分だけせめて仕事をしなさいと言いたい。

未読の読者がいたらバックナンバー買えるので注文してみるといい。

http://www.uwashin.com/2004/indexnew.html

日本のタブーの目次を紹介すると、創価学会”鶴”のタブー、宣伝費でマスメディア支配の電通、ジャニーズやバーニングが圧殺する有名芸能人のスキャンダルタブー、遂に現役の高検検事は衝撃告白!検察総ぐるみの公金横領の呆れた実態、電通の知らざれざる暴力団との癒着、狂牛病対策でピンチを乗り切った資生堂マスコミタブーetc

弱者を決して叩かない稀な雑誌であった。

  1. 企業の大小に関わらず壊れる原因は大抵はやめた社員や内部告発ですね。そんな噂を聞きつけて、ただ垂れ流して面白がる部外者は多くても、当事者たちは決して穏やかでは有りませんね。身近にも本州大手商社に買収された会社もあって、そのいきさつを思い起こせば1年も2年も先から動きはありましたね。その内、買収される側の社員がポツリポツリと辞めはじめ、その中の有望な数人が買収先の新規事業の責任者に抜擢され始めました。そしてやがて本格的にオーナー間での買収交渉が一年前から始まり、株さえ持たない雇われ代表取締役も知らない内に買収劇の幕引きとなりました。オーナーにしてみれば赤字を埋めるどころか一気に黒字になる話には喜んで飛びつく訳で、雇われ代表取締役も社員も抜きのオーナー交替劇はあきれる位にあっさりと終了しました。北海道は弱体企業も多く、商いも小さい企業がせめぎ合う構図ですから、一方、大手商社の思う壺で、これら弱小の競合形態を大規模買収によって一本化する事で全て自社内の多岐にわたるビジネスに振り分ければ無駄な競合も不要になると言う事です。これも情報を持つ辞めた社員がキーマンになっていますね。昨日もそんなキーマンに有って来ました。更に興味深かったのは訪問中に随分前に辞めた社員からも彼に電話が入った事でした。人の繋がりは大切ですね。誰が自分にとって重要な人かと判断するのは難しい事ですが、少なくても誰にでも丁寧に接し、誠意を持って対応する事が必要ですね。下剋上も色々見ました。元の部下が社長に成った逆転劇や、啖呵を切って辞めたが返り咲いた人も居ますね。これまで親しかった窓口担当が急に浮気を始めたのも新体制になった副産物でした。新社長への忖度ですが、丁度そのころ新社長に裏金の噂が出始めた頃でしたね。他社に浮気した彼も裏金に絡んだと言う事でしょうね。教訓「得する方より、正しい方を選ぶべ」ですね。

    • 返信おそくなりました。私は、組織はすべていずれ崩壊すると思っています。ブログでも何度も書いています。それもアドマンさん書いているように内部から壊れるということで、自社の危機は、とんでもない問題や火種は敏感な人はすぐに知るところとなります。支払いの遅延とか大きな取引先の倒産もあるし、内部での巨額な横領事件もあります。北海道の中小企業は財政基盤が弱いですから狙われやすいです。札幌に本社のあるパンメーカーも本州のパン企業に買収されました。ニトリは例外ですが。情報を持つ辞めた社員がキーマンという指摘も、彼を使えば人間関係の新しい構築を省略できるからですね。北洋銀行の武井さんが「倒産しても丁寧な対応と処理を心がけている企業は助けるに値する)と述べていましたね。倒産も札幌を含めて「計画倒産」させていますから、同情できない倒産が多かった。犠牲は社員と家族たちでした。財産をあちこちに分散してました。その事実も内部告発で出てきています。

  2. 最近では報道メディアも信用できませんね。報道統制もあるらしく、たまたま1民法だけが抜け駆けしてすっぱ抜いた財務省の件では殆ど報じられていなかった高校生たちの大規模デモが明るみにでました。フジTVではタレントの不祥事の発覚から経営陣の総入れ替えで決着をつけようと毎度のパターンですね。大袈裟な記者会見も核の部分には誰も触れず隠す体質は意味がないですね。報道が第一の使命だったはずのマスメディアも地に落ちて、毎日毎日食べ歩きやスタジオで大喰い番組など各局申し合わせてか同じパターンの番組ばかり、お笑い系のタレントを寄せ集めて内々のゲーム遊びなど参加するタレントたちの親睦会でもあるまいし面白くも可笑しくも有りません。同業者の新聞社や雑誌の取材記事を改めてTVで放送しても、しかも各局申し合わせたかのような番組編成では独自性も無く自らTV離れを推進しているかのようですね。そこで、TVは見ない、新聞も見ない現代人に、もう一度、興味を持たせ振り向かせるアイディアは無いのでしょうか。特権階級意識など今や通用しませんからね。本来の仕事をして欲しいですね。

    • 私はユーチューブばかり、報道は見ていますデモクラシータイムスとか一月万冊とかTBSの報道特集も番組終わってから見ています。テレビはほとんどみません。寝室のテレビはアンテナを外しています。テレビカメラの強制力が嫌いなのです。無理やり見せる、無理やり笑う、無理やり顔だけ出すアンングルづくりに吐き気がします。もっとひとりの人が静かにじっくり話す、語るのを聞きたければラジオかユーチュブしかないです。さだまさしと倉本聰のラジオ対談をさっきまで聞いていました。「北の国から」は全然、見ていない私ですが、1月にさだまさしのコンサートに行き、ステージで歌ってました。日ハムの応援歌でも使用されてますね。図書館ボランティアメンバーは全員、新聞は購読してました。道新に寄稿している人もいるので話題が豊富な人たちの集団で楽しいですね。生の会話が一番です。自分で考える癖をつけるためにたくさん本を読むだけですね。

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