図書リサイクル市(10月1日開催)

図書リサイクル市(1年に2回)が無事に終わった。午前10時から始まったが、常連さんが私の担当の美術本コーナーに来て、次々本を積み上げる。「お茶関係の本が欲しかった、この書道もいいいね。陶器の本も探していた」と言いながら50冊以上購入。美術が終わると単行本や無料本コーナーへも突進してゆく。これといった正業はないみたいなので、これらの本をメルカリや専門サイトに掲載して転売をしている可能性もあるが、コンサートチケットでもないからとがめだてはしない。ことしの傾向として漫画の売れ行きが良かった。全巻そろう漫画でなくても欠本があっても売れたと担当者(唯一の大学生ボランティア)。初めて釣りマニアのための冊子が1年ごとにファイルされて登場。最初、廃棄本へ回すか迷ったが、市民の中にマニアがいるかもと出してみた。するとどうだ、「昨夜、サケ釣りに行ってゼロ匹だった」という男性が来た。あらゆる魚種についての釣り冊子なので買うかな?と眺めていたら全冊購入してくれた。奥さんが後ろで「いい本買えたね」と喜びの声。私が彼を釣り上げた。捨てなくて良かった。書道家が保存するうん万円しそうな重さ2キロはある書の専門書があって、さっきから小学生の男の子が「この本、見せてくれない」というのでキツイBOXだったが開けて見せた。書だけでなく南画もあって、篆刻もあり「僕には、難しいかもしれない」と言うと「ぼく百人一首をしているんだ。60枚以上取ったこともあるんだよ」と言う。北海道の取り札は木札に書が書かれてある。その書をいつも見ているんだとわかり、定価10円の本だったが、5円にして売った。大喜びで帰っていった。彼、書道家の道を行くかもしれない。ブリタニカの童話全集も誰も手に取ろうとしないので、童話の絵のタッチが日本の画家とずいぶん違うと説明しても買ってくれない。しかし、閉店間際、美術本のもう一人の担当者の知り合い主婦が来て全巻完売。さらに、6月に売れ残った美術全集の半端本を、軽トラックできた市民が全部買ってくれた。持つだけで重い美術本。売れ残れば再度倉庫へ運ばないといけない。指や筋肉を傷める。ありがたいお客さんであった。午後、警官が2名やってきた。私はさっそく「何かありました」と聞きに行くと「交番に家族から行方不明の電話あって、図書館前のリサイクル市にいるかもということで来た」しかし、図書館館内放送をかけても見つけられなかった。

全体の売り上げが幾らになったかわからないが、好天に恵まれたイベントであった。