モルヒネの入った金庫、聴診器で開けた医師!

2泊3日で筆者は入院の身。心臓カテーテル検査だ。主治医が先ほどきて、大学の2年先輩で、何でもできる医師がいたという。ご存じのように激痛を止めるモルヒネは劇薬なので病院では「金庫」に保存している。モルヒネを使う患者が発生して久しぶりに金庫を開けなければならなかった。通常の金庫ではあるが、鍵がなくなり、ダイヤルの番号も行方不明に。これ自体超危険な管理体制だが。「おれがやってやろう」とT医師登場。さっそく聴診器をダイヤルを回しながら金庫に当てて見事金庫を開けたという。テレビ番組で蔵の中にあった開かずの金庫を開けるプロの鍵屋さんを見たことがあるが、医師でこれをやるとはすごい。主治医に「T先生に習うといいですね」と苦笑しあった。モルヒネが金庫の中に置いてあるということも初耳であった。「その話、ブログに書かせていただきます」。5回目の心臓カテーテル検査だ。昨年9月にも検査をしているが、新型コロナが増えて、ご存じのように見舞い客が入れない。個室に入ると、どういうわけか慌ててしまい軽いパニック障害が出てしまった。日常生活から非日常へ移行するとき、その境目で適応障害が出たのかもしれない。いい話といえば1冊の本が完読できたことだ。安富歩「原発危機と東大話法」(明石書店)。自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考をする。自分の意見ではなくて、自分の立場という隠れみのから語ること。その基本は「責任を取らない」ため。一番大事なときに逃げる、隠れる。モルヒネの入った金庫を開けた医師のように、どの世界にも本音をこじ開けるシャーロックホームズが欲しいものである。