命がけで守る人(投稿原稿)

以前、知り合いのご夫婦から、海水浴で溺れていた奥さんを助けたことが
なれそめだったと聞きました。いまどきドラマでも見ないほどドラマチックな話で、
そういう男をつかまえなくては女じゃない、ということは
男の自分にもわかります。

これほどロマンチックではなくても、命がけで何かを守る人はいます。
消防士、警察官、自衛隊員などはそれが日常でしょう。
自衛隊は戦場に行ってませんが、扱いを間違えれば命に関わる弾薬や銃を
日常的に扱う訓練をしてますし、基地内も重機が行き交う工事現場なみに危険です。
以前北朝鮮がミサイル発射して、米軍が臨戦態勢を引き上げた際、
出撃前ですが、米軍の軍艦が事故を起こして死者も出ました。
これは戦場でなくても、より実戦的な訓練をすれば、
それだけ命の危険もあるということです。

もう少し平和な例では、焼き鳥屋は火事になったら秘伝のタレ壺を抱えて逃げると言います。
また、昔ながらの鯛焼き屋は、一軒ずつ焼き型が違うのですが、
その大元になった鯛焼きの形をした木型は神棚にそなえ、
これまた火事のときには真っ先に持ち出すそうです。
寺では、檀信徒の代々の戒名を綴った大過去帳というものがあり、
万一の火事の際、命に替えても持ち出すように子供にも言い聞かせます。
仕事のデータはPCやクラウドだけでは安心できないから、
ディスクやメモリにバックアップするという人は多いですが、
こういう人も火事になれば真っ先に持ち出すでしょう。

こうして見ると命をかけて何かを守るというのは、決して珍しいことではありません。
命がけで味を守る焼き鳥屋や鯛焼き屋は、当然味もいいでしょう。
どんな分野でも、質の高い仕事をしたかったら、試しに命をかけてみればいい
ということにもなります。乱暴なようですが、通勤するだけでも熱中症になったり
コロナに感染しかねないの