
私が利用する居酒屋。会社の近くにあり、オープンからずっと通ってる。この店以外は行かないし、ランチタイムも利用している。夫婦で経営している。24時間、一緒にいると、どちらもストレスは溜まるだろうなと思いながら、カウンターでおしゃべりする。奥様は京都の人で息子は競輪選手、既婚、娘も結婚して大阪に住んでいる。なれそめを聞くと、奥さんが富良野にスキーに来たときに、高校のスキー部出身の旦那さんから教えを受け、それ以来の付き合いで結婚。しばらく大阪の居酒屋で修行をして、札幌で独立したとのこと。大阪時代、松下電器の人が来て、その態度や物言いが生意気で頭に来て「周りのお客さんの迷惑になるから帰ってくれ!」と怒鳴ったと言っていた。企業城下町的なところでは、えてしてそういう人間が威張る。苫小牧における王子製紙や室蘭の新日鉄もそう。退職した後もこの癖は取れないから、地域から孤立する。教員や公務員も指導する物言いの癖が取れない。道警出身者も気をつけないとパワハラ言動になる。病院のナースから一番嫌われる男患者は、大学教授、社長を経験した人。(看護士という単語を女性はナース、男はモースとかナースマンに戻らないか?)
不動産会社の女性役員と話したら、「最近、道庁や教員ってうつ病が多過ぎて大変みたい」と。「なぜかって言うと、何も自分で決められない仕事ばかりで、ストレス抱えてダウンするのだ」とは彼女の説。「先日、4歳になる男の子がケガであざを作り、亭主に病院まで運んでもらったら、奥さんこちらに来てと医師が言うから行くと、このあざ、ご亭主のDVではありませんかとひそひそ聞いてきた」と。筆者は、時代はそこまできているのかと嘆息したものである。あざを見たらDVとまず疑えと外科や整形では通達があるのかもしれないね。しかし、疑われる亭主が可哀相だ。聞いたら医者に激怒するか今の時代に愕然とするかも。世知辛い世の中だ。世間で親が子を殺す事件が多発しているので事前にキャッチしようとしているんだね。
自宅前の道路にいつもタバコの吸殻が数本捨ててある。子犬の散歩に出かける旦那がいる。あるとき、筆者の庭を「田舎臭い」と言われて以来、口を聞いていない。日本庭園が彼にとって理想の庭らしい、それからいくとバラなんて植えるものではないそうだ。しかし、タバコのポイ捨ては私への意地悪なのか、単なる癖なのか、無神経なのか。ゼネコンの現場監督を長年やって、地場の業者へ絶大な権力を行使していたから、私へも彼らと同じ扱いの口調になってしまったのか?とにかく怒鳴るように喋る不思議な人だ。彼の庭木は業者からのプレゼント、コンクリートガレージも業者に作らせ、当時マツダの最高級車センティアもタダでもらっていた。12月になると歳暮の山。一度だけ奥さんから「ハム」をもらったけど。
筆者の生きる狭い世界でも、広い世間や時代状況と密接につながっている。『愛する神は細部に宿り給う』(ゴンブリッジ教授・・ワールブルグ研究所・・ルネサンス美術精神史研究・・ロンドン大学付設研究所)
先日、某旅行代理店の元社長と話すと『10年前、当時の経理部長に2200万円横領された』事件を話してくれた。『新聞や警察沙汰にならぬよう隠したが、実は彼、次の転職先でも再度横領して首に。横領は病気だね』と。筆者の勤めた会社で、経理を募集して内定を出した男の勤めていた会社に総務が評判を聞きに行くと『止めたほうがいいよ。横領して辞めさせたのですから』。内定を取り消したのは申すまでもない。一度、横領の方法や味を知ると止められないらしいのだ。ある人が『子供のころの母親のしつけに問題がある』と。筆者は『なぜ?』『自分のものと他人も物と区別がつかない、麻痺してしまうから、母親はきっぱり叱らないといけない。それがないとそういう大人になるんだ』。よくわからない世界だ。政治家全員が税金を横領しているように見えてくるから不思議だ。母親のしつけがなってない人の一番の適職は政治家かもしれない。
