5月のコーヒータイム(2回目)、最後に1Q84.

雨の日、恵庭渓谷 漁川ダム 橋の上、怖い。

1)昨日は大通り公園でベンチに腰かけ、50代の知人から仕事の相談をされた。スマホアプリを制作する代理店を立ち上げ、飲食中心に営業したいので私の知り合いを紹介して欲しいとのこと。50代でひとり暮らしとはいえ、毎月の生活費と家賃支払いできつそうな話であった。アプリ制作はコロナ禍がなければ稼げる仕事だとおもうが、居酒屋など再開してもどこまで客が戻るか判然としない。彼は糖尿病を私同様抱えているので、何とか力にはなりたいので数社の役員を紹介した。最近、時々と言うか頻繁というか、コロナ禍で経営上、追い込まれている経営者と話す機会がある。旅行代理店は、社員を全員、自宅に帰らせて、週1回月曜日だけ出るようにした。営業利益が3月で80%減。4月はもっとひどいだろう。給与は70%国から支給で残りを会社が負担するらしい。先月、その書類を持って関係機関へ走っていった。自分たち役員の給与は後回しだ。役員にももちろん家族と子供がいる。札幌駅前の老舗ビルなので奥まった場所とはいえ、テナント代を払い続けなければいけないが、回復の先が居酒屋同様読めない。

2)広告代理店の役員も8月までの札幌市内のイベントは中止に追い込まれていた。会社の利益構造を抜本的に見直さないといけないと電話で話していたので、5月18日、私なりの3つの事業を彼に提案して説明するつもりだ。コロナ収束後の事業だ。無い知恵を絞ってみた。人を集めお金を使わせるイベントからどういう方向に転換できるか、すでに老人ホームを経営する代理店もあるから、何でもありかもしれないがリスクは避けたい。新しい市場を自分たちで作り出さなければいけないところだ。

3)自宅にいる時間を見て先日、村上春樹『1Q84』文庫本6冊に挑戦している。いま4巻目。青豆がリーダーを刺殺して逃げているところだ。彼の本がこんなに面白いことにいま気づいた。本の底に流れるのはオウム真理教、ドストエフスキー、ジヨージオーエル、カフカ、ユングやフロイト、チェーホフとギリヤーク、そして閉鎖的な学生イデオロギー紛争での殺人事件、民俗学のフレーザー『金枝篇』の王殺し(力衰えれば殺される王、それを知ってる王自身の話)だ。プラトニックな恋もある。世界の都市で熱狂的に読まれる理由がようやくわかった。そして自分たちの人生のように一寸先は闇が語られる。因果律を超えている。偶然な出来事が、一瞬にして未来を変えてしまう。新型コロナみたいに。しかし、厳密に見るとつながっている。地下鉄サリン事件のとき村上春樹は被害者ひとりひとりを丹念に聞き取りした。長い本で私は投げ出した。『1Q84』はどういう結末になるのか?老化した私の大脳を刺激してくれる。