雨の日、恵庭渓谷 漁川ダム 橋の上、怖い。

1)昨日は大通り公園でベンチに腰かけ、50代の知人から仕事の相談をされた。スマホアプリを制作する代理店を立ち上げ、飲食中心に営業したいので私の知り合いを紹介して欲しいとのこと。50代でひとり暮らしとはいえ、毎月の生活費と家賃支払いできつそうな話であった。アプリ制作はコロナ禍がなければ稼げる仕事だとおもうが、居酒屋など再開してもどこまで客が戻るか判然としない。彼は糖尿病を私同様抱えているので、何とか力にはなりたいので数社の役員を紹介した。最近、時々と言うか頻繁というか、コロナ禍で経営上、追い込まれている経営者と話す機会がある。旅行代理店は、社員を全員、自宅に帰らせて、週1回月曜日だけ出るようにした。営業利益が3月で80%減。4月はもっとひどいだろう。給与は70%国から支給で残りを会社が負担するらしい。先月、その書類を持って関係機関へ走っていった。自分たち役員の給与は後回しだ。役員にももちろん家族と子供がいる。札幌駅前の老舗ビルなので奥まった場所とはいえ、テナント代を払い続けなければいけないが、回復の先が居酒屋同様読めない。

2)広告代理店の役員も8月までの札幌市内のイベントは中止に追い込まれていた。会社の利益構造を抜本的に見直さないといけないと電話で話していたので、5月18日、私なりの3つの事業を彼に提案して説明するつもりだ。コロナ収束後の事業だ。無い知恵を絞ってみた。人を集めお金を使わせるイベントからどういう方向に転換できるか、すでに老人ホームを経営する代理店もあるから、何でもありかもしれないがリスクは避けたい。新しい市場を自分たちで作り出さなければいけないところだ。

3)自宅にいる時間を見て先日、村上春樹『1Q84』文庫本6冊に挑戦している。いま4巻目。青豆がリーダーを刺殺して逃げているところだ。彼の本がこんなに面白いことにいま気づいた。本の底に流れるのはオウム真理教、ドストエフスキー、ジヨージオーエル、カフカ、ユングやフロイト、チェーホフとギリヤーク、そして閉鎖的な学生イデオロギー紛争での殺人事件、民俗学のフレーザー『金枝篇』の王殺し(力衰えれば殺される王、それを知ってる王自身の話)だ。プラトニックな恋もある。世界の都市で熱狂的に読まれる理由がようやくわかった。そして自分たちの人生のように一寸先は闇が語られる。因果律を超えている。偶然な出来事が、一瞬にして未来を変えてしまう。新型コロナみたいに。しかし、厳密に見るとつながっている。地下鉄サリン事件のとき村上春樹は被害者ひとりひとりを丹念に聞き取りした。長い本で私は投げ出した。『1Q84』はどういう結末になるのか?老化した私の大脳を刺激してくれる。

 

  1. COVID-19の感染拡大による悪影響は企業の代償を問わず大きくのし掛かって居ます。特に弱小企業にとっては明日の暮らしさえ脅かされて居ます。立派なビルにオフイスや店鋪を構えて居れば居るほど、在宅でも休業中でも収入を絶たれてもテナント料や固定経費が足枷となって苦しい状況です。今ではショールームを持つ輸入車ディラーさんは来店促進のための広告も打てませんから、メーカー指導による、全国On Line Show Roomのキャンペーンを開始しました。来場促進の逆を行く所謂、言い換えれば来店拒否キャンペーンです。ステイホームの流れに逆らわないビジネスの模索ですね。固定客、新規客ともLINEなどのSNSでの交信で直接接触しないで、しかもリアルタイムで情報交換する仕組みです。まさにWebの時代の到来を肌で感じますね。

    • 車は見て乗って体感ですから、お客さんのところへ持っていって、接触せず、置いていって(試乗車は運転席と助手席に仕切り版)の方向もあると思います。ポチではないのですから、自粛に合わせて補償がどんとついて来るわけでもなく、ただただ国民の善意に依存する自宅滞在、いずれ気づいて爆発すると思います。怒り&怒りです。コロナで歯止めに成功したバーレーンがあります。ネットで見てみました。小さな島で、全国民無料PCR無料査実施、陽性はスマホアプリで追う、水道・電気その他公料金ゼロ、売上保障、従業員の暮らし守る、学校休み、生徒全員リモート事業開始。

  2. 自宅待機や在宅状態がこのまま続くのであれば、ビジネス手法も大きく変えて行かなければならないですね。都心に高い家賃を払って立派なオフイスを構える必要など無くなります。そんな事で見栄を張らずに、むしろ郊外や田舎に、それぞれの趣向に合わせた快適な仕事場を持った方が良い仕事ができそうですよね。
    私の希望(夢)は動くオフイスです。キャンピングカーの様に移動できるオフィイスなら密集も避けられます。今や通信環境も整って居ますから、どこに居ても問題なく仕事ができ、鞄など持って交通機関を利用する必要もなく移動は簡単ですからね。

    • その通りで札幌市内もテナント供給過剰で安売り合戦始まってます。路面店もそうですね。1週間に1回顔を合わせる部屋があればOkとなって、自宅で作業(札幌は特にコールセンター多い)となってビジネスモデルがらがら変わります。地震と災害がまた各地で続きますから、流通が途絶えると瞬間的に食料パニックが発生します。胆振東部地震の大停電でも小さな町のコンビニでもあっという間に食品は消えました。たった2日間の出来事でした。昨日、スーパーのレトルトパスタ類(レンジでチン)が全部完売、子供用に母親購入ですね。お母さんは同じことを考えてます。まず子供に食べさせることですね。サイフの中を見ながら量で買わないと長丁場ですから家計が持ちません。そうそう、移動できるオフィース、現在、東京で稼働してました。取引先企業の軒先を借りて(駐車場など)自分の車からパソコンで注文を聞いてそして納品しているとIT部品メーカーの営業をしている息子さんの話を聞いたばかりです。原則マイカー通勤です。

  3. どんな時にも、自分スタイルを変えない生き方には感心しますね。世の中コロナ騒動で身動きできない状態ですが、貴殿は人に会い、直接会話をして、通勤電車やバスを利用して、自宅では数冊の書を読みあさり、コロナ前と少しも変わって居ないですね。でも、安全に越した事はありませんから、十分に気をつけてくださいね。

    • 会うときはマスクをして横並びは心がけてます。官庁へ行くときは書類を渡したらすぐに帰ります。喜ぶ人、迷惑がる人それぞれで、彼らを観察対象にしています。昼ごろに行くと食堂へ入れます。そしてたくさんの国家公務員の言動や顔だちを直接見学できるのですからありがたいことです。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です