拾いながらのブラブラ歩き(2)

以前、ブラブラ歩きの効用を書いたが、きょうは拾い物についてだ。歩けばいろんなものが地面に落ちている。寒くなると手袋片方だけとかマフラーも落ちている。手配りティッシュや名刺、納品書も落ちている。外れ馬券も捨ててある。500円玉かなと拾うとパチスロのコインだったことも何度もある。小さなころから、鉄くずやビール瓶を拾っては、収集業者に持参すると5円や10円がもらえて駄菓子屋へ走った記憶が埋め込まれているのかもしれない。大きな紙ごみはゴミ箱に捨てるために拾っているから、いまは誰に頼まれたわけではなくて、ゴミ拾いもしている。朝の通勤や昼ごはんの帰り、営業先までの道路でも拾う趣味は続く。昨年、道庁の樹木で、雪の中に捨てられた女性ものの時計を発見。明らかに名探偵の私としては、偶然落としたにしては不自然な場所。きっとこれはプレゼントとしてもらった彼氏への憎しみがなせる技だと判断。拾うと正確な時間で動いている。SEIKOの文字も見える。さっそくネットで検索すると3万円はする代物だ。近くに札幌中央署があったが届けることはせず、自宅に持って帰った。娘の腕にちょうどマッチして喜んで帰っていった。「いつ失くしてもいいしね」。こういう高価な物も落ちているのである。知人の札幌でブランドリサイクルショップの草分けの女性は「円山や宮の森で衣料品を出せる日をめがけて私的なトラックが収集に来るので、気持ち悪いのでハサミで切って出している」と教えてくれた。リサイクルショップに持参すれば生活の足しになるからね。鉄くず拾いやビール瓶拾いと考え方は変わらないね。企業の中もパソコンはリースが多いから新しくすると大量に中古パソコンが出てくる。私も先日の入れ替えで会社から1台もらうことにしたが、自宅に3台持ってどうするの?の世界である。家の外も、街中も会社の中も捨てるものが多くなって、物が少ない時代に育った私としては淋しい気もするのだ。