近所の図書館から借りてきた、吉村昭さんのエセイ『白い道』と『取材ノート』の2冊に鉛筆で線を引いている箇所が多くてその箇所に気が散って参った。1冊は消しゴムで消したものの『取材ノート』は、キリがなくて図書館へ付箋をつけて持っていった。『吉村昭さんのファンだと思うので、全作品点検するといいですよ』。図書館司書はその中から別なエセイをめくると『ありました』と。本の題名から、借りた人を特定する仕組みはないとのことで、司書さんで吉村昭さんを借りている記憶に残る人を思い出すしかないらしい。線引き癖は本を読むときの癖でなかなか治らない。教科書に私も受験勉強をしていたときに赤ペンで大事なところを線引きした。自分の本ならどれだけ汚してもOKだけど。借りた本の中に髪の毛や読んだ人が頭を掻いたのかセンターの折り返し部分にフケが溜まっていることもある。栞を挟めてくれるなら次の人が使えるからありがたいのだが。年に1回、行方不明本の案内が掲示される。多いのは週刊誌と文藝春秋や健康本、趣味の本、料理の本だ。児童書は少ない。本を盗む人は常連で盗む手口を一部始終見てみたいものだ。さらに『こんなに本を傷めないでください』コーナーも併設される。ボールペンで線引きされたり、好きなタレントの顔がそっくり抜かれたものもある。哀れな本たち。本好きな人なら決してしない本への暴力に無感覚な人たち。どうしたらいいんだろうかと考えても答えは出ない。『本を盗まないでください!本への書き込みは止めてください!』と幾らアナウンスしても届かない人たちへは、監視カメラを置くしかないかなあ?みなさん、どう思いますか?
