オンラインヨガをしている講師水野健二さんから投稿

私は33年間中央区でヨガ教室を運営してまいりましたが、このコロナ禍で昨年春にやむなく店じまいをしました。その後、ちまたの噂でZOOMというオンライミーティングがあると知り、早速取り入れ、元受講生の方が参加してくれて、カリキュラムなどそれなりに試行錯誤してきました。

 

ネットではYouTubeがあり、そこには盛んにヨガやストレッチ、筋トレなどあらゆるジャンルで存在しています。オンラインレッスンもネットでやることには違いがないのですが、ヨガをするとなると、ヨガは体操ではないので、心の分野を取りれなければなりません。ヨガには昔から八支則(ハッシソク)といって社会道徳、体、そして心の訓練のことが述べられています。教室ヨガの時はその雰囲気が掲示板やパネルなどで示されていましたので軽く扱えばよかったのですが、オンラインは異なります。体操になってはいけないのです。

 

 それで私の師である沖正弘先生の最晩年の書物「生きている宗教の発見」を使い、毎回レッスンの予定を添付ファイルに入れて、朗読したり、説明したりしています。沖先生の言葉には残しておきたい多くの語録があります。

 例えば「人間には他の生物にない一大特性が与えられています。それは適応性を高め広め進化をつくり出し得る能力があることで 、私はこれが「仏性」というのだと悟りました。だからこそ人間だけは、心を高め聖化することができるのです。」などです。

 

 さて、動きですが、ヨガの動きは他の体操とちょっと違ったものがあります。長年、動きを作ってきてつながりの意識と言うのでしょうか、これがとても大切なのです。体全体で私たちは動いています。手をあげるのにしても、足や尻に力が入ります。これを意識しないと動きが悪くなり故障の原因となります。詳しくは拙著「体が硬い人のためのヨガ大全」(PHP出版)をご参照ください。

 

さてオンラインレッスンをするときの機材についてご紹介します。本来アプリのZOOMはミーティング用なので体全体の動きを見せるためには少々工夫が必要です。まずカメラ、これはパソコンのカメラレンズは写る範囲が狭く、もっと広角が必要なのでたまたま持っていたコンデジカメラを使っています。そしてマイクも聞こえないと言われ、これも別に揃えました。これでようやく形なっていますが、ここまで来るのに約半年かかりました。

 

最後にオンラインで大きなメリットがあります。それは新潟の私のヨガ仲間とつながったことです。そしてただいま月1回の現在6回目のコラボヨガセミナーと称して昔我々が習った沖ヨガ道場、沖先生の逸話などを話しをしながら新潟、北海道の皆さんと交流をしています。オンラインでつながっていると新潟の豪雪の話などは身近なものになります。

 

 今やコロナ禍で外出・集会ができなくなってしまい、オンラインはなくてはならないものになりました。大げさなパソコンでなくても今はスマホで映像を伴ったコミュニケーションもとれます。いずれこの自然災害が収まった時でも、この環境は利用されていくのではないでしょうか。関心、興味は人が生き続ける能力のひとつだと言われています。オンラインでこんなことができると言う何かの参考になればと幸いです。

https://mizunoyoga.com/blog/?p=1706