ユーロサトリとは2年に1度パリで6月に開催される防衛・安全保障展示会のこと。戦車、装甲車、トラックなどの車両から小火薬器、ナイフ、ミサイル、通信、被服から軍事に関するサービスまで展示、商談するイベント。
日本の武器輸出が、昨年4月に解禁された。「防衛装備移転三原則」を閣議決定したのだ。もちろん厳密な審査を経ての輸出だけど。なぜ解禁したのか?日本の武器メーカーは、新明和工業、三菱重工業、川崎重工業、日立、東芝などで「死の商人」というイメージを嫌う。テレビCMとのギャップ。
しかし、日本の武器はその実践経験の低さ、値段の高さでなんとか製造コストを下げてアメリカや周辺諸国との同盟強化を安部政権は狙っている。ロシアのカラシニコフ銃のような安くて雨にも強い、世界的な競争力のある製品がないのだ。あるのはトヨタのピックアップ車だ。ずっと一番の顧客は自衛隊という日本の軍隊しかなかったから。
私の町の国道を自衛隊のジープをはじめトラックが走るので、どこのメーカーなのか必死にマークを探すがタイヤメーカー以外は発見できない。発見されないよう消しているのだ。税金で作っておきながら、その情報を開示しない秘密性が嫌になる。着ている迷彩服はどこが作って入札をしているのだ?先日、戦車の実践訓練(的当てごっこ)が近郊の射撃場で朝から晩までドンドンやっていた。あの大砲の弾はどこのメーカーが作って1発幾らなんだろう、とか10月に消化しないと次年度予算で防衛費を削減されるかもしれない、お役所の予算消化主義の現れかもしれないなどと、爆音を我慢しながらブログを書いていた。
以下は、主にニューズウィークの記事からだ。「日本国内の防衛産業を強化してアメリカ依存からの脱却を図り、未来に向けた研究の資金源を得られる。・・・オーストラリアの潜水艦の共同開発の両国での負担という名目でアメリカからの非難をかわすねらいがある。」しかし、武器輸出は実は転売の危険性の方が高い。ISISが使用している武器もアメリカ製が多く、トルコ経由でシリアからISISへまたはフセイン時代にイラク兵に渡した武器、乗っ取られたイラクの銀行の金庫から盗まれたお金で死の商人から買われている。武器商人が暗躍している場所なのだ。中国やフランスも地雷を過剰にまで作って両足切断の子供たちをアジアにもたらした。
ことし5月、横浜で日本初の「防衛見本市」を開催した。銃やミサイルなどの殺傷能力のある装備は展示されておらず、救難飛行艇のセールスに熱心だったと伝えている。今後は、弾道ミサイル防衛システムに使用されるミサイル追跡センサーなどニッチ市場へいくだろうと推測している。
しかし、人類の歴史と戦争の歴史、武器の発達と殺し合いの歴史はどこまで続くのだろうか?いまやロボットが人を殺すまでになった。シリアの各都市は写真で見ると瓦礫の山。アフガニスタンも。破壊するのは簡単だが、造り上げるのはその何百倍の費用と労力がいる。あとは野となれ山となれの人生観の持ち主が世界中に跋扈している。目先の金だけが人生だ。


