この辺で、老子さんにもご登場願った。最後の81章「道(タオ)につながる人」です。
(筑摩文庫 タオ 加島祥三造 269p)
本当の言葉というのは
甘い響きのものではない。
甘い響きの言葉は
本当の言葉ではない。
腹のある人は
あまり喋らんものだし
喋りまくる人は腹がないんだ。
真に賢い人とは
知識を漁って広く知る者じゃない。
広い知識を自慢する者は、
真に賢い人ではない。
道(タオ)によくつながる人は
蓄(た)めたり積んだりしない、そして
いつも他人のためにしようとする、
そうすることによって
ますます自分が豊かになる。
内にもつものを
すっかり他人に与えようとする、
そうすることで
ますます多く与えられる。というのも
こうするのが天(タオ)の働きだからであって
タオの働きは、
他人に益を与えるけれど、害はしない。
だから
タオの働きをよく知る人は、
何か行為をするとき、
争わないのだよ。争わないで、するのだよ

