『瓜田に履入れず、李下に冠を正さず』(慣用句読み替え) 5回目掲載

青空

こういう謙虚な生き方を忘れて久しい。再度、掲載する次第だ。別にこの国に限らない。中国も地方の共産党支部への非難が凄い。私の周りにもこれに類する人たちがたくさんいる。本人は気付いてないのが難点だ。気づきたくないというのが本音かもしれない。官僚化した民間会社にもよく見える光景だ。

「瓜田に履を納(い)れず、李下に冠を正さず」。天子たるものの心得として、瓜(うり)の成る畑で靴を直したり、スモモの実がついた木の下で手を伸ばして頭の冠を直すと、どちらも盗みを働いてるように見えるから、疑われやすいことはするなと答えるのが漢文を習った私たちの答えだ。

しかしここに、この天子は実は当時の公務員(官僚)たちのことを言っているという本をどこかで読んだ。官僚たちは、税金で食べていて、もともとが農民からみれば泥棒に見える。初めから泥棒と思われてるから、役人はさらに疑われるような行為はしてはいけないという戒めだというのだ。なるほど、こちらのほうが合点がいくし、現代の中国に限らず、この国の不祥事を見ても、2000年以上にわたり世界中で蔓延する事態だ。こう読み替えたほうが慣用句が普遍性を持つと思うのは私だけだろうか。

ただ、ネックは教科書の検定は役所、教える教師も多くが公務員であったとしたら、果たして、教室で子供たちを前にして「この言葉はね、私たち公務員は、民間の人からみたら泥棒と思われていて、その人たちからさらに泥棒と疑われる行いはするなという慣用句だよ」と果たして子供たちに教えられるものかどうか?役所化した民間の企業も稼いできている販売や営業、モノづくりの現場からみて、上司たちがそう見えるときがあるかもしれない。

 

知人の弁護士が急死して、お別れ会も終わり、近くの居酒屋で大学の同級生6人で入ろうとしたら、公務員ふたりがなかなか店に入ってこない。どうしてだと聞くと、役所と利害関係のある民間会社の人間と飲み食いは禁じられているとのことで躊躇していたのだ。葬儀の後もそうなのか。そのときは電気メーカー、マスコミ、税理士、病院関係者の4人であった。結局、6人でわいわい思い出話にはなったものの、民間は隙あらば、公務員である自分たちを利用して、自分の会社へ利益誘導する危険な存在・・みたいに見下されてる感じであった。そういう民間の人間との付き合いを目撃されて通報されると後でいろいろ面倒なんだと言っていた。

「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」を実感した夜であった。

 

4 thoughts on “『瓜田に履入れず、李下に冠を正さず』(慣用句読み替え) 5回目掲載

  • 2018年2月21日 at 6:15 PM
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    宗教と役人アレルギーですね。仲にはいい宗教やいい役人もいるのではないですか。と、思いたいですけどね。僕の親戚には宗教家や或る宗教信者は居ますが、役人は余りいませんね。一時、疎開先の田舎で父の達筆を見込まれて村役場の登記台帳を書く仕事に就いた事はあったように聞きました。お人好しの父は長男であったのに弟に財産全てを上げて若くして家出した人でしたが、山の一つだけ自分の名前で登記したらしいです。その山は岐阜と滋賀と福井の三県の交わる三角点のある山奥でしたが、松茸が自生する山だったのです。一度だけ、父に同行して松茸採りに行きました。当時、松茸をどっさり採って帰った記憶があります。二度と行きたいとは思わないほど険しい道のりでしたし、今では一体どこだったのか見当もつきませんし、熊に遭遇したほどの山奥ですから殆ど価値の無い所でしょう。役人の地位を利用して登記簿に悪戯半分に罪を残した父ですが、弟との間の問題で、しかも一番価値の無い山ですから許してあげようかと思います。僕はそんな山に興味もありませんし、その後どうなったのかも知りません。正直者の父でしたが、仮にも役人になると人は変わるものなのですね。

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    • 2018年2月21日 at 10:57 PM
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      役人になると本人の意識に何かしら変化が生じますね。何かしらどころか、とにかく責任を取らないよう、上司から叱られないよう
      、金もうけはどこか『悪(小悪)』の感覚が言葉の端端に出てきます。自分が生きられる基本が、他人の稼いだ税金で生かされていて
      彼らの僕であります。なので彼らにとって生きやすいよう奉仕をしないといけない。それが恩返しである・・・という認識に立ってる
      人が何人いますかね?宗教アレルギーは5歳のときルーテル教会(幼稚園)逃亡事件ですかね。ドイツ人神父と鬼ごっこ退園。三つ子の
      魂100まで。なぜ退園したか。集団での祈りが嫌いだったからでしょう。国旗がはためくのを見るのが大嫌いです。世界中の。なので
      オリンピックは見ません。

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  • 2018年2月21日 at 6:36 PM
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    桃やスモモや梨を盗むなんて話を聞くと、子供じゃあないの?と考えてしまいます。現に僕たち悪ガキたちは、それを地で行っていましたから。川遊びに出かければ、魚をすくうタモを片手にじゃぶじゃぶと川の浅瀬を上流に向かって行くと川岸からタワワに実ったスモモやグミの枝が垂れ下がっています。タモで採り放題でした。もちろん地主の物ですから罪悪感はありましたが、あの美味しそうなスモモを見ると我慢できませんでした。また隣の大好きなおじいちゃんの畑の中にある大きくて美味しい梨の木から梨を頂くため、畦と畦の間を歩腹前進でソッと近づき、畑仕事中のお爺さんの耳が遠いい事を良い事に、長い真竹の竿を延ばして枝をゆすって大きな梨を落として食べました。しかしおじいさんは素知らぬ顔で畑仕事を続けていました。今、思えば気づいていて気づかない振りをしていてくれたのかも知れないと。このほかにもガキの頃には悪さばかりしていた僕たちですが、大人になってからは、そんな悪さは卒業して真っ当になりました。小さい時にお利巧すぎると、出世は早いでしょうけど、大人になってから、これまで「我慢して来たワルサ」をしたくなるのではないでしょうか。それが証拠にその手の犯罪者は頭脳明晰な人が多いですね。

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    • 2018年2月21日 at 11:05 PM
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      小さいときに悪さをするのは大事ですね。学ぶことは山ほどありますから。トンボやサカナをたくさん殺しましたね。ミミズも
      ヘビも。きょう、確定申告へ行ってきました。隣のおじさん、株や証券の話をしていました。やってるんだあ・・と思いチラ見。
      プレーボーイ風でした。『3月15日までに再度ですね』。追徴あるのでしょうか?還付があるのでしょうか?わかりません。こういう
      確定申告場所にいて小型のマイクで話を聞くと、どんなお金がどういうわけでいくら入ったかわかってブログネタ集めに毎日、観察
      しに行きたくなりました。私は2164円還付でした。医療費。

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子供のワルサ、大人のワルサ。 へ返信する コメントをキャンセル

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