地震と停電(ブラックアウト)を経験してつらつら思うこと。2018年9月11日 記

パソコンの調子が悪いのですぐにアップできなかったので掲載が遅れました。先月から吉川弘文館の「日本史年表」を読みながら、この国で発生した天変地異について一覧表を作っていた。たとえば

678年 筑紫大地震

701年 イナゴの害17か国

703年 連作凶作のため減税

735年 赤疱瘡流行、死者多数

749年 近年旱魃にて五穀不作

761年~62年 凶作、餓死者多数

772年 台風にて被害多し、諸国の田租免ずる。

800年 富士山噴火

814年 疱瘡流行、死者多し

853年 諸国に疱瘡流行、死者はなはだ多し

858年 九州暴風雨。京都洪水

864年 富士山噴火

871年 鳥海山噴火

930年 疫病流行、病者を悲田院・施薬院に収容する

947年 疱瘡流行、天皇・上皇罹患

962年 京都鴨川洪水

966年 京都洪水、諸国疫病

975年 東国風水害

976年 京都大地震

980年 京都大暴風雨、被害甚大

989年 京都台風、古今無比

994年 疫病西国に起こり、諸国に流行す

998年 疱瘡流行

こうやって、1923年の関東大震災まで列記していたのである。医学史家は医学の、火山学者や地震の研究者は地震や火山だけ、別個に列記をした本はたくさんあるが、社会全体として見る見方を淡々と述べるだけの災害の歴史が欲しかったのである。京都から西は文字の記録が残っているが、東国の記録が薄いので、実際に記録には残っていない災害がこの何倍も東国・蝦夷地を含めて日本国内で起きていたことを想像してほしい。それはどんなに文明や科学技術が進展してIT社会になっても、自然はそんなことに100%頓着しない、どんなに大天才が1000人集まっても関係ない世界で自然は生きていることを再認識したい。都会に長く住んで、大脳と目と手で知識を蓄えてそれを生業に生きている多くの自営業者やサラリーマンも暇な時間があれば、高校生向けの吉川弘文館発行「日本史年表」の「社会生活」のカテゴリーをペラペラめくってはどうだろうか?

9月11日午後11時、2階の筆者の部屋がまた揺れた。「こんなの平気」の心境になりつつある。それにしても地震予知連絡協議会のメンバーの誰一人としてテレビに出て謝らないのはどうしてだろうか?せめて誤った理由だけでも聞きたい。なぜなら税金をどれだけ予知連に投入したのか、説明する責任が学者にはあると思うのは私だけだろうか。

  1. 一昔ならいざ知らず、
    地震予知連絡協議会のメンバーは、世界最高のスーパーコンピュターを使っているはずなのに、未だに地震の予知発表が出来ない。何十年も一体何を研究・監視しているのでしょうか、予知できない理由と反論を聞きたいですね。地震が起きてから、この後余震がありますから注意してくださいなんて、素人でも言えます。ナマズとか雲とかを観察してた方がまだ予知できそうな気がする。
    あの東日本大震災の時も、1週間前に大きな地震がありました、その1週間後に東日本大震災が起きる可能性を研究、監視していなかったのではないかと思います。不信感が一杯です、税金泥棒と呼ばれても仕方ないですね。

    • 結局、地震予知のための設備を海底に税金を大量に投入してるだけですね。最初から無理なら「無理」と白旗を上げたほうがいいですね。ずっと日本海や太平洋で地震が大小続いていますが、予測にはいかない。結局、不安を煽るということですべてのメッセージが消されている。情報については戦前の大本営の嘘と変わりません。肝心なこと大事なことを知らせない。コロナワクチンだって、国内にあと何人分が在庫にあるとか、統計を取っていないと言います。厚労省で数を調べる専従職員を置けば済みます。官僚たちのモラルハザードひどいですね、国交省も。べとついた雪なので停電の危険はまだあるので注意しましょう。日本沈没でもありましたが、同じ資料を見ても偏見や予断をもって見ると判断は間違いますが、専門家集団と言われる人たちって皆大丈夫なんでしょうか?利権の村を構成しているだけかもしれません。

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