雑感(1月31日)
いまの時代をあらわすと、「狭い所にいる」「息苦しい」「もっと新鮮な空気を吸いたい」「自由感をもっと味わいたい」「押さえないでくれ」「なんでも命令や管理的な発言をしないでくれ」。
夕張市石炭の歴史村に「模擬抗」があった。エレベータで石炭を掘っていた場所に下りて、その穴の中を実体験する。疑似的に地下深く潜る体験をする。エレベータに入っただけで私は具合が悪くなった。下りると最深の掘削現場に着くという想定だ。息苦しさが倍増して、私は走って穴の外に出て深呼吸。子供と妻から笑われたことがある。持病のパニック障害が出てしまった。「閉所恐怖」「過呼吸で息苦しい」「心臓がバクバクする」「広い外へ出たい」「一度にたくさんのことを求めないでくれ」今の時代や社会を現わす雰囲気とそっくりな現象である。
2020年の1月末のさっぽろ雪まつりを境に、新型コロナが札幌市内で増えた。中国人や台湾人、東南アジアからの観光客で札幌駅前は人の渦。通勤するたびに「ここはどこの国だ」と思ったものである。中国の春節と重なっていたのでどっと押し寄せてきたのである。観光客に圧迫されて、人混みも苦しかった私。しかし、居酒屋を経営する酒問屋や飲食店は壊滅的だった。酒問屋の役員も「さっき、福岡の同業の人と話したが、いつまで店が持つか自信がない」ときっぱり。それは2022年1月の現在もオミクロン株が広がってまた飲食店がいじめられている。飲食店での感染はわずかなのに、人身御供にさらされている。中世の魔女狩りみたいなものだ。60%は家庭での感染だ。休業補償費をもらわないと倒産していた企業が続々。コロナ太りの(出演謝礼太りの)解説者だらけ。2年以上、顔を出して同じことを言い続けている。誰かの不幸で誰かが儲ける。これはもうコロナの貧困ビジネスの世界だ。
藤田孝典「コロナ貧困」~絶望的な格差社会の襲来~(毎日新聞社)を読み始めた。本の1行目が「死にたいほどつらい」から始まる。「生存のためのコロナ対策ネットワーク」や「反貧困ネットワーク」で仕事をしている彼に毎日のようにメールが届く。失業や貧困、貧困からくるDV、うつ病で「どうにでもなれっ」という人生観にはまる。生活保護を申請するために同行する藤田さん。家賃も払えず、帰る実家のない人も実に多い。リモートで仕事があって毎月の給与が出る世界とは全然違うところで生きている人が山のようにいる。豊かな人はそれを見ないようにして、知っていても知らんぷりをして生きている。そういう人が絶望的になって犯罪に走っている世の中だということは認識しておきたい。


広告マン。
「風が吹けば桶屋が儲かる」と昔の例え通り、不幸が人有れば裕福な人がいます。今回のコロナ禍での不幸な出来事の裏のどこで笑いが止まらない人や企業も居るのです。しかしそんな人や企業もコロナ禍以前はどうだったのでしょうね。今の正反対とは言えないでしょうが、左程脚光を浴びたり左程豊かでも無かったのかもしれません。昔のヨーロッパでのペスト大流行を過去の対岸の火事と捉えていた私たちに、まさかこのような災難が、しかも世界中に拡大するとは考えても居ませんでしたね。しかし大災害にしてもそうですが、これを機に社会構造そのものの有り方さえも大きく変化せざるを得ないのでしょうね。例えば学校なども、教室に集まる授業のやり方も変わるかも知れませんね。今では学級閉鎖も相次いでいますから、例えば、これからの学校は週一で登校しオンラインによる家庭学習が中心になるとか。体育館に集合する行事も始業式と卒業式など大きな学校行事のみになるかも知れませんね。このような学校の場合いじめなどが無くなるなどプラス面も現れるでしょうね。第一、全員が登校しない訳ですから登校拒否児童など全く存在しなくなりますしね。先生も沢山の生徒の前に立つ感染リスクも無くなりますね。
seto
いま設けている業種もいつまで続くかというのが世の習いで、新聞・テレビがここまで経営の凋落が早いか想像できませんでした。テレビ局の数も淘汰される局面で、地方局は合併しないと不動産でたんまりテナント稼がないとなりゆかなくなってます。40代50代の正社員の高い給与を維持するために、業務は派遣会社へ投げている実態です。新型コロナがなくても世の中の趨勢ですね。新型コロナは死亡率低いですからペストとは全然違います。ペストは接触感染、オミクロン株は空気感染です。学校はオンライン授業でイジメは激減するでしょう。でも、楽しいかな?クラブ活動とか遊びから学ぶほうが、生徒同士のケンカや対立から学ぶほうが活きた勉強だと思うのですが。教師から生き方を背中を見て学べる機会もなくなりますね。無駄こそ、私が提唱したい教育なんです。
坊主の孫。
コロナ貧困での犯罪増加は確かでしょうね。企業も立ち行かなくなれば失業者も増加するわけで、仕事が無くなれば明日からの暮らしもままならなくなりますね。税金からの給付金も微々たるものですから直ぐに底をつきます。怖い話ですが、余程困って思いつめた結果が、食事が与えられ、家賃も要らない刑務所と言う発想で凶悪犯罪に走る人も増えているようですからね。不幸にも被害者となられた方々は災難ですし、このままでは刑務所さえも多くの加害者たちでキャパシティ・オーバーに成り兼ねませんね。まさか伝染病が凶悪犯罪さえも感染拡大させるとは全くの想定外でしたね。コロナ禍終息もなかなか見えて来ませんから、オラがオラがではなく、お互いに助け合える社会にしていければ良いですね。
seto
刑務所の中に入る軽犯罪(盗みや無銭飲食なら可愛い)は増えてます。ムショ出ても仕事がなくて屛の中に戻るです。シャバは冷たい。ムショ帰りでなくても世間は冷たい実感は失業やシングルマザーや雇止めにあったり、明日の暮らしをどうしようかと考えてるうちにうつ病になったりします。全国にNPO法人がたくさんありますから、利用したいですね。驚くべきことにカードローンで生活費が無審査で振り込んでくる会社がたくさんありました。サラキンとまったく同じ。タレント使ってCM流しています。ヤケッパチ人生を歩む人が増えて犯罪を誘発するケースが増えます。世の中に同じ時間に生きているというだけで、突然、まったくの他人が入り込んでくる時代です。刃物や銃やトラックかもしれません。誰にとっても一寸先は闇ですね。