1)庭にくるスズメとヒヨドリのために毎日くず米をあげている。近所のパン屋さんから耳パンをもらってもいる。ある日,店を訪ねるとご主人が「近所の農家へ余ったパンを届けてきて、きょうはありません。近所の農園に余ったパンを届け喜ばれている。農場主がパンを餌に仕掛けをつくり、そのおかげでアライグマを13匹捕まえた。畑を荒らす害獣だからね。パンを入れた仕掛けが効果てきめん」「アライグマはパンが大好きなんだ」捕獲したアライグマは市役所に連絡して引き取りに来るとのこと。一時、アライグマのラスカルがアニメで流行ったが、どうして畑を荒らすの農家の天敵である。
2)「蚊が歴史をつくった」(世界史で暗躍する人類最大の敵)を借りた。500ページを超える本で読みだしたばかり。蚊を原因とする(疫病をもちろん含める)年間の死者数は平均200万人、ホモサピエンスがホモサピエンスを殺害するのは50万人前後((ウクライナ戦争前)、人類に死をもたらすチャンピオンが蚊で、刺すのはメスである。ヘビで亡くなるのは5万人、イヌで2万5000人、サンチョウバエで2万5000人、ツェツェバエ1万人、サシガメ1万人、ワニは10位で毎年1000人、カバが500人、サメとオオカミは平均1年間で10名くらいだから、蚊が媒介するマラリアが最大だが疫病(日本脳炎もある)は年間200万人を超えるというから桁が違う。統計に基づく推測を含めると、蚊による人類の死者数の半分は蚊が媒介している。これまでの人類数累計1080億人中、520億人が蚊によって殺害されていると本書に書かれていた。農業が始って、縄張りや水利権の拡大、鉱物や農作物の略奪、労働者としての奴隷狩りなどどちらかというと人間同士の戦いに、歴史として学んできたので、まさか蚊が、人類史に与えた影響が凄いのだという前書きを読んでショックを受けた次第だ。メスの蚊は血を吸うことでそれを栄養として、次世代の卵を産むというシステムになっている。
以前に書いた「環世界」。それぞれの生物にはそれぞれの時間と空間があって、彼らから見える世界は人間が見える想像する世界とは全く異なるんだという話で、最初のアライグマにしろ蚊にしても彼らの都合で生きている、生存している、過去から与えられたDNAで本能的に生きていると考えると、蚊やアライグマの方が生き物として先輩なんだとも思う。本能が壊れた動物としての人間(岸田秀)なので、人工的に本能を作り直すために言語を発明し、性欲を快楽にまで昇華させて、新たな文化を構築したのかもしれない。

