10月13日、夕方札幌市内を歩いていたら、70代半ばの男の人から「この近くにJTBの営業所はないですかね」と聞かれ「飛行機の切符が欲しいのでJR職員に聞くとわからない」ということだった。以前、駅構内にあったJR系の旅行代理店も閉鎖し、私が知っている駅周辺部の名鉄、日本旅行、近畿日本ツーリストも店を閉めていたので教えられなかった。人通りの多い中心部で再度聞いてみてと答えるしかなかった。咄嗟にスマホで調べる余裕もなくて情けない私であつた。JALやANAの支店も駅前通りにあったのに。
考えてみると単独で飛行機のチケットを私は取ったことがない。飛行機は苦手で乗るときは、娘に頼んでいたから、チケット取得オンチである。コンサートもようやくイープラスで申し込みができるようになった程度だ。しかし、旅行代理店を探し回る高齢者は多い。旅行代理店主催のツアーに参加すれば旅はできるが、単独で好きなところに都合のいい便でサクサク取得できる人はいいが、できない老人も多い。私を含めたデジタル弱者といえる。老人の横に子供がいて、手取り足取り教えてくれる人がいればいいが。世の中、そううまくはできていない。電話で聞いても、それを即座に理解できてチケット取れる人ならとっくにやっている。自分ができてあたえりまえのことは、相手ができるとは限らない。飛行機のチケットに限らず、働く人が集まらない飲食やコンビニもセルフやタブレット注文が当たり前で、無人のコンビニも出てきた。世の中の趨勢とはいえ生(なま)の人の気配が後ろに退き、こういう社会で大丈夫なのか?人間性が衰えないか?
