えっ、こんなことにクレームをつける!!

札幌の小学校で起きていることだが、先生方がマイカーで通勤するについて、学校内に無料で駐車させるのはいかがなものかとある親が強硬に教育委員会にクレームを言って話題になった。

 

そこの校長先生がどう判断したのかわからないが、教員である知人の奥さんはマイカー通勤を止めたらしい。さらに「先生方に夏休みがあるのはおかしい!」とのクレームに、そんなに用事もないけれど、昔ほど教師は休まず、学校へ出る先生が多くなったとも言っていた。マンションで暮らしたり、賃貸住宅を借りても毎月1万円は駐車代に取られるから、先生からも金を取れとでも言いたいのか?子どもに何かあれば先生のマイカーが動き出すのだけれど、そのことを考えない。

 

筆者の近所に小学校と中学があるが、駐車場は満杯だから、札幌の町にある事案は起きていない。それにしても大都市は「昔の常識(先生の車の駐車代金を取れとか、先生の夏休みの長さはおかしいとか)が通用しなくなったのか?」クレーマー自身が学校の教員に恨みを抱いているのか。昔の教員は給与も安くて狭い教員住宅に住んで、そんなにいい暮らしはしていない。私の時代は教員になれば、大学時代に借りた育英会奨学金は返す必要がなくなるから、教職の単位を取って教員の道を進んでいった者も多い。どちらかといえば貧しい人たちに多かったような気がする。せいぜい、「教師は夏休みが長くて羨ましい仕事だ。しかし、夏休み期間中、子どもが溺れた、事故に遭った、夫婦喧嘩の末に急に離婚になって転校をしなければならなくなった」とか、いったん何かあればすぐに連絡が来て対応しなければならず、長期間の旅は控えていたように記憶する。

 

その反動で尊大な態度になる同級生もいたがそれは少数で、クラス会で教員風を吹かせては嫌われている。これに限らず、学校内で起きる事件やクレームの数や種類なら吐いて捨てるほどあるだろう。昔は、先生はエライと親たちは思っていたから、叩かれたら「お前が悪い」と親からどやしつけられたものだ。どこでも親は先生に顔を見せて、陰であれこれ言う習慣は薄かった気もする。しかし、今は、誰かがクレームを言い出せば、誰かが呼応して拡大させる。なので、自分たちはどんな小さなことでも、匿名で(実は厳密に調べれば匿名はあり得ない時代である)告発する習慣は、自分のところで止めたいものだ。

 

乾いた心であればあるほど悪口や言いがかりは燃え上がるから日ごろから注意だ。告発するなら実名を出してから主張や意見を出すことにしたい。乱暴な発言には乱暴なそれ相応の反応がこだまの様に戻ってくると覚悟しよう。