現代世界を読み説くとき、田中宇(さかい)さんのブログは秀逸だ。日本の外交官僚やメディア担当者はほとんど読んでいるブログなので外交に関心のある人で未読の人は一度、読むことをお勧めする。現代世界潮流がわかる。
sakai@tanakanews.net;
私が小学生のころ、日本テレビで午後7時前に地球儀が出てくる『世界のニュース』があった。映画館でも放映前に『国際ニュース』もあって、いまで言う外交の世界の一端を映像で見れて大好きであった。マンガよりも世界ニュース好きだった。ニュース映画も、ナレーターの迫真の言葉遣いとモノクロ映像が強い印象を私に与えた。私が世界中の日本大使館で働いて、現地の国や民族の勉強をしながら働きたいと思ったきっかけが、世界のニュースであった。戦前、大本営の戦果発表の前に批判もできず、うなだれたメディアのパレードを見て(しかしそれを敢えてするのは命がけだが)、外から自国を観察できるスキルがないと将来が危ういとも思った。自己都合で、自分の希望的な観測で世の中を見るのではなくて、気持ちを水平にしてできるだけそのままの現実を映してからあれこれ考えるようにする習慣。邪魔をするのが、偏見や邪推や好悪の感情、他人からの洗脳を減らすことだが、これから脱するのは容易なことではない。差別や偏見の感情は、家族内で両親から植え付けられているとも言える。その親も実は祖父や祖母からの偏見の伝承であったりして連鎖的だ。それを是正する機会や人は誰かいるのかどうか、はてまた読書の習慣から目から鱗ということも考えられるが、どうなのか。田中宇(さかい)さんのブログを読んでいくと、いまの世界が手に取るように分析されているから、新聞やテレビの記者が分析できない背景にまで及んでいる。最新のブログではこれからの日米関係、中国との関係、ロシアとの関係は次のように推移すると読んでいる。
1)米朝関係は、北朝鮮の非核化は中国が100%責任を持って対処する(6月30日、トランプ板門店訪問につながる)。
2)北朝鮮への国連決議(経済制裁)は近々解かれて韓国との経済関係は再開する。
3)北朝鮮については中国とロシアに任せてアメリカの関与は少なくする(シリアもロシアに任せる)
4)したがって朝鮮半島は穏やかになり、在韓米軍は撤退を開始する。(軍事費削減)
5)在韓米軍の撤退に伴い、日本に駐留する米軍の存在理由は薄くなり、順次、撤退を始める。
6)日米安保条約の前提は、日本から見たら北朝鮮と中国(ロシア)の軍事的な脅威から米軍の力を背景に成立したものだが、その意味がなくなり沖縄から撤退開始する。
7)中国から日中安保条約の提案があるのでそれをどうするか、平行して日朝安保条約の可能性もある。
8)そうなると軍事的な意味合いが強い日米安保の存在理由がまったくなくなる。
アメリカは世界の覇権国家を離脱して、国内経済を最重視した国へトランプは強く舵を切る(実際,これは現在進行形だ)。
以上がこれからほぼ10年(?)で推移する日・米・中・韓・北朝の東アジア情勢の中身である。
