アマリリス 筆者撮影

現在、筆者は週に3回の営業のバイトをしている。以前ならのんびりゆったり外歩きをしていたが、最近、忙しくなり、体を休める時間が減っている。そのしわ寄せは読書時間が短くなり、目の前のネタ本を読了できない。ブログは川のようなもので、感情が流れていないと淀む。大げさに言うと流転していないと気分が良くないのである。ブログを毎日書き出して来月3月17日3年になる。

そういうときはどうする?何度かブログ休止や、ある人のアドバイスで『不定期のブログ公開でいいのでは』と言われたこともある。しかし、意地である。一度休むとズルズル行くのが筆者の20代からの習い。つくづく自分の頑固さに呆れる。そこでふとベッドにごろんと転がる、するとどうだ、モヤモヤしたアイディアや気の利いた1行から連想ゲームのように言葉が出てくる。しかし、疲れていると寝てしまう。仕事モード全開のときは、毎日毎日約1200文字を書き続けることは困難。みうらじゅん『人生エロエロ』を読んで笑いころげて大脳切り替えだ。品のいいエロ談義で陰がない。天から自分を俯瞰して遊んでいるようだ。こういう生き方ってモテルだろうなあと思いながら、自分のブログのテーマを考える。

誰かから頼まれて書いているわけでもない。しかし、東京で単身赴任のHさんやSさんは読んでいると言っている。友人の奥さんも読んでいる。横浜在住のNさんも会社のパソコンを自宅まで持って読んでいるみたいだ。文学部出で福岡伸一好きで、私と似ているところがある。彼と札幌時代にマンションのモデルルームへ行ったことがある。ショールームに置かれた地理案内のジオラマを見てうっとりしていた。『ジオラマ、好きなんだ』。『建築でもやればよかったのに』と私。仕事とは全く関係ない話がいつまでも残っている。不思議なものである。

私のブログ読者は知り合いが多いかもしれない。だから書きにくいのかな。しかし、妻や娘や息子には読ませていないのが味噌。何百万部もの新聞に記事を書くというのは勇気の要ること。恥ずかしいなあとも。ココロのストリップだから。そこで数字とか誰々の引用文で埋める記事が多くなるのかも。たくさんの衣装を着せて人前に出るなら恥ずかしさは半減するし、書いた責任も引用された人物に転嫁できることもある。後は料理の仕方、衣装の着せ方・色選び。

人間、そんなにオリジナルな考えがあるようで、似たりよったり。後は組み合わせや文体をどうするかで、まずい文章になったり、毒のある言葉になったり。相手に共感するブログにもなる。理想はやさしい言葉の組み合わせで小学生から老人まで届けられることである。

 

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