5月2日、抗体検査のデータが神戸市立医療センターから発表された。4月上旬までに来院した患者1000人のコロナの抗体検査を実施。抗体を持っていた人が3・3%。神戸の人口は約152万人なので4万人を超える市民がすでに抗体があるということになる。検査開始がいつから始まったかは明示されてないが、3月中頃だとしたら、まだコロナ感染数が多くなる前で、よくぞ抗体検査をしてきたと思う。「コロナウィルスに接触しないよう生きるほうがむしろむつかしい」という医師の判断が基本にある。

全国の病院が神戸市立医療センターの数値に触発されて、それぞれの都市できめ細かい抗体検査をして、検査数と抗体保持者を人口数で割り返せば簡単に%が出る。以前のブログでも書いたが、札幌市内で10%の抗体を持った人がいれば約20万人が保持者であり、感染者数が何人、死者が何人、退院何人を毎日発表しても、コロナフリークの話題にはなるだろうが、何も未来や産業の復興が見えない。未来をつくるデータがないのである。その前にたくさんの中小企業が倒産と失業者の群れで街は覆われることは目に見えている。

今回の神戸の市立医療センターの数字公表は新鮮なデータであった。今後、抗体を持った人から現場の仕事に復帰させるプログラムも危険を承知で実施する方向へ、時期や営業復活をどうするか、抗体検査の人口比を見ていると未来が見えてくる。

  1. 統計データは平均値ですから、果たして実際に4万人が感染経験者と言い切れるかは判りませんね。今回検査した対象の中に、感染経験者とする抗体保持者が多く含まれていたとすれば%は上がるでしょうし、反対に抗体保持者が少なければ下がるでしょうね。医療機関は大変な時期ですが、できれば、もっと多くの人の抗体検査をしていただきたいですね。

    • 抗体検査キッズは中国からクラボウという会社が輸入していて1個2000円くらい。韓国が日本が求めればPCR検査機器や医療用マスクを提供すると言ってるのでもらえばいいと思うのですが。コロナ患者を検診する人が、全員抗体検査をしていない、PCR検査をしていない医師や看護師もいるというのですからヒドイ環境で、疲労のピークで休ませないといけません。物理的な医療器材と絶対的な看護師不足。それでも具体的な数値が病院の検査から出てきたのは朗報だとおもいますね。

  2. 例のクラスター発生の国立がんセンターに勤務の看護師の知人のラインで、職員全員が検査した結果、自分は陰性だったと書いてきました。数か月前に自身も肺の手術をしたばかりなので心配していました。何でもがんセンターには、医療従事者たちのためにと各方面から支援物資が沢山届いているそうです。

    • それは明るいお知らせありがとうございました。妻の乳がん仲間が何人も再手術と放射縁治療をしているので心配してました。ここと北区の老健施設減れば、札幌の感染数は峠を越えると思いますね。

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