2018年9月6日午前3時、震度7の胆振東部地震で、全道が大停電したとき、信号機が点滅せず、ゆっくり走れるトラック以外、営業所から動けず。携帯機器の充電は自家発電装置のあるビルや地下街が充電時間を制限しながら開放していた。それ以上に深刻だったのは食料品の品不足であった。私の住む人口が7万人の都市程度でパンが消え、カップ麵が消え、スパゲッティや小麦粉、水もなくなった。スーパーやコンビニへ行くが、買う人を見ているとありったけの食品をカゴに入れる。店の中も停電であるから、コンビニ側はお客を整列させて5人入れると一時入場止めを繰り返していた。ガソリンスタンドも自家発電で給油できるスタンドは何キロにもわたって列ができた。車の食料ガソリンだ。レンタカーも並んでいる、観光客も多い。私もシガレットから充電する機器を求めて車屋さんへ行くが「たったいま品切れ」。そういえば電池も売れに売れたし、ロウソクやガスボンベやガスコンロも品薄になっていった。電池で充電する器具ももちろん品切れだ。後でわかったことだが、屋根に太陽光パネルを貼った家に行き、借りることもできたと判明するが時すでに遅し。テレビが見れないのでニュースはラジオや地元のFM曲だ。全国ニュースの内容は神奈川の兄から、酪農家が無料で牛乳を2リットル配っているよ、もちろん乳幼児中心だがというニュースは大分の娘から入った。捨てる牛乳はもったいないと酪農家が判断したのだ。そういう中で、十勝の四つ葉乳業だけは、自家発電装置を持っていて、絞られた生乳を捨てることなく加工していったと後で聞いた。先見性がすごい企業だ。企業内でインフラをつくるという発想だ。胆振東部地震で断水が少なかったのは救いであった。また北ガスも健在であった。シカシ、マンションの場合、電気で水をいったん屋上まで上げるので,各家庭は階段で水を運んだと。エレエーター内で停電したら私は発狂するかもしれない。今は1月、朝の気温がマイナス15度になる。石油ストーブも電気につながっているから、灯油ストーブを予備に置いているが、冬の地震や停電だけはご勘弁ください。それにしても危ういシステムに囲まれて文明生活が成り立っていることが、大停電で体験した。

  1. あの日はイベントの開催中で最終日でした。早朝の出来事でしたね。会場も閉鎖。早速近くのガソリンスタンドに行くと行列でした。不思議とハイオクは給油してくれましたがレギュラーは20リッターのみと制限していました。家族の携帯の充電はクルマでしました。大きな懐中電灯を天井向けて立たせて水入りペットボトルを載せて室内照明にしました。近くのアパート住まいの娘までが夜には我が家に来て1階のリビングで皆んな固まって寝ました。大震災の経験があったので着る物と履物を身近に置いて就寝です。ブラックアウトの街をクルマで走ると信号が消えた交差点でも一時停止もせずに飛ばす不届きなドライバーも多いのには驚きました。こんな時に人間の本性が現れるのでしょうね。真冬の災害は大変ですね。こんな豪雪の時ならなおさらです。

    • 最近、毎夜、冬と地震、食料備蓄など考えて寝ています。昨日は農家の知り合いにジャガイモの備蓄状況メールをしました。10キロでも目が出ていてもいいので確保しようと思ってます。またトイレットペーパー値上げでまとめ買いが増えるでしょう。アメリカの金利が値上げするので、金は円を離れてドルに向かい、円安に向かうので輸入する食品が一斉に上がり、安定して供給できる食品はコメとジャガイモくらい。北海道だからまだ余裕がありますが、首都圏、相当ヤバイ状況がきます。流通のトラックで使うディーゼル油が不足気味で、政府も慌ててますが、インドネシアから油輸入を決めたと報道ありましたが、綱渡りです。3日間の豪雪もそうですが、自然は「人間の都合なんて知りません」と振舞います。自然に従って謙虚に生きないと必ず「しっぺ返し」を食らいますね。

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