監獄マンション
ゲイティドマンションがある。セキュリティ強化のため、マンションの外側を高い塀で囲み、入口は警備員を置いて住人を守るマンションだ。警備員に銃を持たせれば、観光バスで30年前に行ったビバリーヒルズそっくり。長屋で育った筆者は、こういう住み方にアレルギーを感じてしまうが、皆さんンはいかがだろうか?プール付きの戸建て全体を守る町と1棟のマンションを守るといっても、その規模は違うにせよ、外界からの侵入者を事前に入れさせない発想と具現化においては同じである。同じエリアにスパニッシュ系の茶色の戸建てが密集する地域もあって、塀も無くて自由に出入りできる親しみのある団地もあった。川崎に住む兄も住む場所を賃貸マンションを選ぶ規準はセキュリティーだと電話口で言っていた。名古屋のマンションを高値で売り払い、差額を家賃に充当してUR住宅に住んでいる。30代に同じ川崎でも郵便受けが荒らされるエリアに居住していて懲りたとも言っている。実際、被害に遭ったり、危険な目に遭うとどうしても他人への不信が増大するのはやむ終えない。基本的な毎日の暮らしに危ない要素、特に見知らぬ人間の突然の介入を防ぐ壁。監視カメラは事件が起きた後の検証に使われても、被害を受けた人にとっては事後的なことで、事前に防ぐにはセキュリティーを完備したいと思うだろうが、家賃やマンション価格は高い。私は札幌東区の札幌刑務所の近くの中学校へ通っていたので、マンションの壁を見ると、刑務所を思い出し、失礼ながらそこの住人が囚人に見えたりする。狭い空間で安全と自由を確保する反面、外へ向かう排他性が同時に生じることはもっと考えていい。しかし、物理的な壁を作っても現代はSNSで簡単に他人のところへ言葉で侵入する。過度に進めばストーカーになったり、他人のスマホへお邪魔する。きちんとした挨拶文もなく始まるメールは、実名は確保されても筆者は苦手である。幽霊のように入ってくる言葉がストレート過ぎて拒否反応が出てくる。たぶん、喋り言葉と書き言葉(メール)の格差が少なくて、ストレートな会話が苦手なのかもしれない。そういうわたしの心の壁がマンションが5メートルの壁だとしたら、50センチくらいの壁が自分にあるような気もするのだ。壁をつくらないと侵食される言葉の暴力がテレビはじめネットにもあって防衛しないといけない。自分がすでにゲイティドマンション化しているのかもしれない。

昔の少年。
確かにセキュリティーを売りにしている分譲マンション物件は最近特に多いですね。それに比べ、高級住宅地の注文住宅以外の分譲住宅には左程のセキュリティー物件はありませんね。分譲物件に限るなら、選択肢はその両極端ですから、必要以上に用心深い人と、左程気にしない人とが存在するわけですね。田舎暮らしを経験している私などは後者組です。前者から見れば余りにも無防備とか言われそうですが、その大きな理由は、狙われる財産も無い安心感なのかも知れませんね。それが証拠に近所には空き巣に何度も入られたお宅があるのに、普段から施錠もしない我が家には見向きもしませんからね。それに施錠しなくても我が家は大家族ですから何時も誰か彼かが在宅していて全くの留守状態が極端に少ないところを泥棒もリサーチ済みなのかも知れませんね。
seto
泥棒がリサーチ済みなんでしょうね。人気(ひとけ)を彼らは嫌いますから。我が家は門や屛もないオープンの庭ですが、向かいの台所から丸見え。35年住んで一度も空き巣はありません。セキュリティー設備多いと泥棒さんは「ここにきっと大金なり、秘宝が置かれている」と想像して活躍するかもしれません。私の団地も開発が40年以上前なので、オープン感、解放感はあります。隣の庭へ行ったり来たりです。大いなる田舎の団地ですね。
広告マン。
高給マンションでなくても友人の賃貸マンションなどでも、いきなりドアノブをガチャガチャ回そうとする者がいるらしいです。特にマンションのドアは頑丈な鉄製ですが、ドアには覗き穴程度しかありませんから外の様子は余り見えませんし、ましてや大家がカメラでもつけていなければ訪問者を確認も出来ませんから、インタホンの声だけで判断して開錠する事になりますね。用心のためにドアには部屋番号はあるものの表札は有りませんし、1階の集合郵便受けにも誰も名前は書いておりません。3階ほどのこじんまりしたマンションでさえ絶えず危険にさらされて居るようです。前述のドアノブの件は多分推測ですがカギのかけ忘れを狙っているのだと思います。いくら用心深くても、相手は数段上を熟知していてカギのかかって居ない郵便受けなどで住人情報を得て一人住まいや高齢者宅や女性宅などを見分けているのかも知れませんね。高齢者などが電話を受けた後に安心して招き入れる訪問詐欺なども横行している昨今ですから用心に越した事は無さそうですね。いずれにしてもドアや窓のカギのかけ忘れは危険です。管理人や警備員など居ない場合は自分で用心するしかありませんからね。正に『信じる者は騙される』時代ですかね。
seto
ドアノブを他人が回すのは怖いですね。管理人のいないマンションやアパートは用がなくても入れますからね。部屋番号だけで名前を書かない部屋が多くて、郵便配達さん、大変ですね。ますます不景気風が強まる予想なので「盗む」人が多くなります。議員も官僚も泥棒集団の貧相なモラルの持ち主多いですから、生き方のお手本が総崩れの世の中。せめて子供には「嘘をつくなよ」「盗むなよ」と伝えていかないと安全な世の中にはなりません。
坊主の孫。
言葉の暴力、誹謗中傷のSNSは泥棒や暴漢より怖いかも知れませんね。私も長年勤務の会社倒産で細々と自立した事がありましたが、何処から情報を得たのか?、あの2チャンネルに皮肉いっぱいの記事が書かれました。それも倒産会社の社名の一部を使用して登記した事が原因のようでした。あれ以来、そのようなSNSは極力見ないようにしておりますが、自分の知らない所でそんな噂が流れているとなれば仕事にも影響しないか心配はありますね。何を言われようと自分自身の心のドアのカギはしっかりかけておきたいものですね。そして心を開ける相手を沢山持ちたいものです。
seto
誰かが2チャンネルに書き込みするんでしょうね。私は見ないのですが、嫌なSNSです。SNSもビジネスモデルが無料であることと匿名であることで繁茂していますが、有料化しないと経営がヤバイと思いますよ。無料ビジネスの落とし穴と本人に合わなくても書ける(言える)匿名性に悪乗りする心根が卑しいですね。かわいそうな人たちです。自分が他人から「何を言われているかわからない」とは本当ですが、平気平気でお互い生きていきましょう。私の人生は他人が代行できませんから。