10月6日、半年に1度開く図書リサイクル市が終わる。マンガから文庫本、児童書、趣味・実用書、美術、書道や茶道本もある。今回、目玉は池坊のお花の本で定価50000円。限定500部。値付けに困った。大型本で最初は図書館の窓口にきた。リサイクル本を捨てる穴の中に入らないということで持参したとのこと。持つと重い。3000円の値をつけた。メルカリで調べると2万円で出ている。リサイクル市は近郊の市から買い取り専門業者が来るので、彼らが買うだろうと思った。もう1冊は世界の戦闘機の写真と設計図が書かれた本。2万円の定価本を1000円で売った。毎回、世界と日本の地図を探しに来る市民がいるので、偶然2冊あり、それぞれ500円で売れた。作戦、成功であった。

世界の戦闘機写真集を買った人は、札幌っ子の買い取り業者だった。私と同じ札幌駅北口近くで生まれ(彼の生家と800メートルしか離れていない)、横浜国大と東大を受けて、東大落ちで横国(彼はヨココクと言う)へ行った。「作家の沢木耕太郎さんが先輩にいますね」と私。「そうです、深夜特急が好きで、彼が回ったと逆の欧州からアジアに戻る旅をしました」と彼。「あの本、最後の巻がなかなか出なくてイライラした記憶があります」と私。彼は本当は焼き物が好きで陶芸の本があれば片っ端から買ってゆく。日本の歴史や美術も詳しく、こういう人はなかなかリサイクル市には来ない。年齢は聞かなかったが私のブログ名刺を渡した。縄文や旧石器時代には興味はないと言われた。「大英博物館全集」の欠本の巻があるがバラで7巻を買ったいったおじさんもいた。「若いときに大英博物館へ行き、全部はとても見れなかったので、こういう本があるとつい買ってしまうんだ」。「飛行機に乗れなかったので行けなかった上野の国立博物館へ3泊して毎日通う計画をしています」と言うと「最低、そのくらいの日数は必要だよ」と言われた。博物館好きのおっさんとお喋りできて嬉しくなった。後ろにお客さんいるので長話はできない。じっくり大英博物館の印象を聞きたいものだ。

そういえばボランティアの会員に大英博物館やマチュピチュへ一人で行った女性がいたことを思い出した。「マチュピチュ行くのはきつかった」とため息を漏らしていた。

 

捨てられていた本を10冊山にして数えるところ

世界の名著全巻もあった

本が売られている風景(本年6月撮影)

 

  1. 書籍は捨てる段になって惜しくなるものですね。一度ならず数回も見ているはずなのに、捨てる決断をしたはずなのになぜか惜しくなるものです。当時、無理して手に入れた時の事を思い出したりしますね。でも単に捨てるのではなく欲しくて手に入れる人が居る事で救われますが、誰の手に渡るのだろうか?とか。一方、探す方は書籍の価値を知っていらっしゃる方も多いのでしょうから、安ければ価値が何倍にもなりますね。お互いにリサイクル市でのメリットを共有して居ると言う訳ですね。それにしても無償ボランティアご苦労様です。

    • もう肉体労働そのものですから,有償ボランティアでもいいのではという声も出てます。市関係者も手伝いしながら、そのことを考えてくれるといいのですが、従来のボランティアとどこが違うか、議論好きも多いので、ボランテァイアは条例で有償だと決めてしまえばいい。赤い羽根募金(もうやめて欲しい)を中学のころ街頭に立ちました。交通費とランチ代金出たと思います。車を使う人はガソリン代自腹、札幌から来る人はJR1500円かかります。火曜と金曜、9時半から12時で合計4時間です。現在、会員は18人。本好きだからと甘えてる自治体多いです。売り上げの90%は図書館へ寄附しています。

  2. これまで長い間大切にしていた洋書類と広告関係の書籍を捨てました。今やネットで調べれば大抵の事は分かるので思い切ったのです。どこかでけじめをつけなければ書籍も貯まる一方ですから今朝一番に大型ゴミに出しました。書籍は重いですね。手で下げて歩けない程ですからカートに乗せて運びました。さきほど確認したら、もう既に回収されて居ました。いつか役立つのではと思って居ましたが、実際には余り見直していませんでしたから納得しました。今度は近々不用品をリサイクルショップに持ち込んでみようかと考えて居ます。以前持ち込んだ際はゴルフのクラブ一本と業務用掃除機と使わないもう一本のトランペットでしたが、何と全部で3千円にしか成りませんでした。キャンプ道具で折り畳みテーブルと折り畳み椅子2脚とパラソルですが、今度は幾らになるのか?使った物ですから全部で千円とか言われそうですね。いや?キズモノやヨゴレモノは引き取らないかも知れませんね。

    • リサイクルショップ楽しいです。CDとDVD持ち込んだら8000円になりました。LPレコードはピカピカに磨いていきましたが1枚10円でした。美術全集や思想家の個人全集は受け取れないと言われました。箱に入った本は総じて嫌われますが、本って好きな人が一人いて買ってくれればいいだけの話ですね。自転車を自転屋さん車に持っていくと、ゼロ円でした。買った店へ電話したのに。店では値段をつけてうりますね。母の形見の宝石の指輪を持っていったら、土台には価値あるが石にはないと言われて帰ってきました。カメラや何でも傷物でもジャンク用品で引き取ると思います。折り畳みテーッブル、私が欲しいくらいです。芝生で休めますね。

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