坂本龍一の言葉
2023年3月28日、坂本龍一さんが咽頭がんそして直腸がんで亡くなって、彼の追悼特集をしていた雑誌に取り上げられていた彼の珠玉の言葉6つである。長い間たくさんの天才アーティスと呼ばれる人たちと付き合ってきた、また自分の音楽創作の秘密など、ポイントをつく6つの言葉だ。
1)「新しいアイディア」というものはない。すべて古いものの新しい組み合わせ。
2)どの国でも「こいつは凄い」という人間は、大体学校に行っていない。
3)1000曲以上作ってきたけれど「考えて作ったもの」はやはりダメ。
4)人生がプロセスが大切「子供の砂遊び」のように結果を求めないこと。
5)自分の思うとおりに生きたかどうかが大事。長さではない。
6)父は私に(30歳までは遊んでろ)と教えてくれました。自分がわかるまでは仕事など選べない
きょうもブログは短いが、何度も読んでほしい。私は手帳にこれを書いて読み直している。いまの自分の心境で心打つ内容が違ってくる。
坊主の孫。
坂本龍一さんが残した言葉には、音楽家としてだけでなく、人間としての深い洞察力が込められていますね。
私の知らなかった彼の名言の中から、印象的なものをいくつかご紹介いただき感謝です。ありがとうございます。
彼はいつも自然体で「曲を作ろうと意気込んだところで、だいたい良い曲は出てこないんです。寝ていて急に浮かんだりする。それをしっかりキャッチできるか」「よいメロディは気がつけば目の前にあることが多い」とも。
「自分の思い通りに生きたかどうかが大事で長さではない。どう生きるかどう死ぬかは個人が責任を持って選んでください」とか「自分の居場所なんて、自分で決めればいいんだよ」とも。「1曲の中で5%は個人の本当のオリジナル。95%は伝統。自分は5%のおもしろい部分に興味がある」とも。「オリジナルであるため学び続けろ」と正に天才は1%の才能と99%の努力・勉強とも言われていますね。 社会へは「声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。社会を変えるには結局、それしかないのだと思います」とも。彼の言葉は、音楽だけでなく創造や生き方、社会との関わり方にまで語っていて音楽を愛する哲学者ですね。
seto
坂本龍一の死への追悼を中国からもありました。ラストエンペラーの音楽に対する敬意でした。小澤征爾のときも世界中から惜しまれました。二人ともコスモポリタンで、誰からも愛されました。前向きで一生懸命でした。アフガニスタンで水路をつくった中村哲さん、お手本は身近にあるのに私たちは真似をしようとしません。大事にしてゆきたいと思いますね。