町内会

私の属する町内会は前から見たらずいぶんお金は明瞭になった。25年前に引っ越してきたときは、町内会主催の葬儀も多くて、挨拶をする町内会長へはお礼として3万円を包む習慣で、多いときで月に何度もあるから、会長の奥さんは「喪服をクリーニングへ出す暇がないのよ」と嬉しそうに言っていた。

一町内会で1000戸だから巨大町内会である。年に1回、慰安旅行や研修旅行もある。バス代をわずかに負担すれば、近郊行楽地へランチもついて温泉に入りバスの中で飲み物が配布される。全人口2500人中、行くのはせいぜい100人以下、約50戸。しかし、そのコースを決めるために事前旅行がある。町内の役員たち10名くらいが、ビールや焼酎を飲みながら同じコースを町内会費で周遊する。「このコースでいいね」と確かめるために。役得というものらしい。

町内会費は月に300円で年払いで3600円×1000戸=3600000円。これに古紙回収費も足され、市からの補助もあり、相当な金が動いている。6月10日のブログで町内会館リフォーム不明朗金が発生したと書いたが、年度ごとに繰越金を積み上げていくと、つい「飲みますか?」となるのかもしれない。

しかし、どこに消えたのだろうか?40万円は?全体予算のの10%が闇へ消えた。胃袋へか?役員全員辞任でさらにわからなくなった。小さな町の謎解きだ。ホームズなら一瞬にして解いただろうね。町内に弁護士がひとりいるから彼に頼めば、お金を預かった金融機関へ乗り込めるから、いつ幾らのお金が支出されてるかすぐにわかるはずだけどもね。そういう知恵が沸かないのかな?

それより、マンションをはじめ都会では町内会が必要かどうか議論されている。この町も町内会を抜ける家が増え始めている。お世話にはならないという判断が出るくらいだから元気に暮らせる証拠で結構なことだ。会費集めはそこの家をスルーする。近所の人が何歳くらいの人が何人住んでいる程度がわかれば、火災や事件が起きたときに証言できればいい。

しかし、どこへ行っても孤立的に生きる人が老若男女問わず多くなってるのが気にかかる。先日も大学の食堂で昼食を取ったときの孤食風景、ホテル併設のスタバのガラス窓にスズメのごとく並んで勉強・仕事・読書している人を見ても自分自身を考えても、ひとりが好きなんだと思う。その傾向が会社内、町内、家族、学校を覆ってるのかもしれない。それはたぶん世間の同調圧力が強過ぎる反動・反発が表現されてるのかもしれない。

One thought on “町内会

  • 2016年6月17日 at 6:51 AM
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    良くも悪しきも。似た者同士が集まれば、組織の意見はすぐにまとまる。おカネを出さなくてもゴチになれたり温泉旅行となればなおさら意見はまとまりやすい。誰も腹が痛まないからだ。人は都合がいいものでタダと聞けばすぐに反応する。実際には多くの人の血税とも言うべきおカネなのだが。国から、地方自治体から、会社から、町内会に至るまで、この調子だから、同じ穴のムジナで、東京都の知事の汚職にも等しい事件にも、対岸の火事とばかり、身近な問題も棚に上げて寛容になれるのだろう。極刑に処すれば、こんな事件は無くなるのだろうが、カネを返せば放免。頭を下げれば終結。辞職すれば責任回避と安易すぎる体質が同じ事件事故を何度も繰り返す。組織は良く働けば機能し、一つ間違えば有らぬ方向へ脱線していく。トップも当然ながら取り巻きもYES MAN ばかりでは組織ではない。TVでは毎日のように、誰かが誰かに向かって頭を下げている。「謝れば済むんなら警察は要らん!」。

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