恵庭市の総合体育館で6月12日から始まった、新型コロナワクチン集団接種が11月6日(土曜日)で終了した。延べ2万6000回くらいか。当初はクレームも多かった。輸入できたファイザー製のワクチン量が曖昧なまま、緊急に急がせた政府とそれを報じるメディアが市民を焦らせた。必死の思いで老父母を連れてきた娘たちだったから。「打つまで遅い、どれだけ待たせるのか?母は95歳なのよ」「お世話係は、手を後ろに組んで威張っている」「壁に背を付けてだらしない」「あちこちで係の人が溜まっておしゃべりをしてみっともない」「ピンクのシャツを着ている人がいる。ふさわしくない。黒か白にすべきだ」「予診票をチェックするときは、床に立膝ついてすべきだ」。老人は椅子に座ってもすることがないから目で周りを観察する。余裕のないイライラ感から出るクレームが月曜日の朝は市役所に何本も入った。しかし、関係者も対応に慣れてきて、クレーム電話が減って、最終日を迎えた。私はお世話係だった。学生は顔と顔を会わせるお世話係を嫌っていたと後で聞いた。
意外に大変なのは、消毒作業だ。1ブロック66名分のイスが置かれて、椅子下に荷物入れもある。接種と経過観察終えていなくなった時間を見計らって、消毒作業に入る。土曜日で3回、日曜なら6回これを繰り返す。打ち始めて具合が悪くならないか、様子を見ないといけない。会場の横に接種予備室が設けられて、集団の中に入ると過度の緊張状態になる人は個室に入ったり、ベッドで寝ながら接種できる部屋もある。私は無線を使って「接種会場〇番、個室に入っての接種希望者おります。入れてよろしいでしょうか」と連絡したり「1回目、具合が悪くなったので、2回目なのでベッドで横になりながらの希望者おります」
医師と看護師は、日々違う。チームは問診する医師1名と接種業務看護師3名で回る。恵庭市は市民は座っているだけで接種が完了するシステムを採用した。8月の猛暑はさすがに扇風機や体育館の入り口を開けても体育館は摂氏34度で、お年寄りはよく我慢して接種を待っていたと思う。関係者も汗だくではあったが。副反応も何人も出たが、大きな事態にはならず、無事に役割を終えて解散した。
11月4日 現在 恵庭市 接種状況
1回目 接種率 2回目 接種率
恵庭市全体対象者 63,511人 53,048人 83.53% 48,850人 76.92%
(内高齢者 65歳以上 20,539人) 18,804人 91.55% 18,591人 90.52%
