昔の話だが、父の兄が農業をやめて、町会議員に出ることになった。以前から農協の役員をしていたので、組織票がそこそこあったうちは良かったが、小さな町なので、農協の固定票も分散されてきて、危うくなってきた。選挙になると茶色の封筒に2~3千円を入れて、夜に配って歩く(何戸に配ったかは教えてくれない)。家族も入れて1戸3人いれば3票という計算だ。しかし、ほかの議員も同じ手を使うので、3人4人の議員から封筒をもらえば1戸1万円近くの収入になる。いいアルバイトである。選挙万歳である。「はい、入れますよ。」と言われれば「よろしくお願いします」と答える。投票をお金で買うという古典的な手法だ。現代はこれを回りくどくしているに過ぎない。桜を見る会も安倍の選挙区からシンパを大量に呼んでみたり、東京の観劇ツアと称して1億円のお金を使った小渕優子は招待客のリストが入力されたPCのデスクをドリルで破壊したというからすさまじい。証拠書類を押収されないためだ。しかし、タカル側からのことは指摘されない。政治家にたかる人たちだ、企業の人たちだ。広告代理店電通はじめ全部そうだ。日常のタカリが地方レベル、国レベルで行われている。叔父も毎年、武道館で開かれる農協の「米価値上げ決起大会」へ鉢巻をして上京していた。圧力団体としてのノーキョー全盛のころだ。現代は原発推進でPR活動と政治家と電力9社を巻き込む電気事業連合会が金と議員数で、テレビメディア含めて電通に牛耳られている。母の葬儀のとき共和町に住む弟がやってきた。弟は過疎の町で商店経営をしている。「つくづく泊原発にもっと反対をしておけばよかったと後悔している」と言った。目の前の金に目がくらんで飛びついてしまった町民をたくさん見てきた。さっぱり使われない立派な施設だけが、道路ができたがそこまでだ。過疎だからほくでんから狙われたんだ。奥尻島の大地震もあったので、とにかく怖いと。
