きょうは夫婦して書棚を整理、ブックオフの職員に来てもらった。段ボール箱5つであった。汚れ本はのけられ、結果は110冊で2200円。コミックと汚れていない文庫本、綺麗な童話は買っていく。私の出した全集3つは箱に入って、創刊50年が経過するので置いて行かれた。学生時代から配本を楽しみにしていた本たちは古本市場で、用はなくなったか?林達夫著作集6巻、加藤周一著作集全16巻、ギボンローマ帝国衰亡史(中野好夫訳)5冊。ブックオフの30歳の社員は1冊も目もこれない。漫画本も手塚治虫や浦澤直樹は出せないので大きな金額にはならなかった。買う傾向本が分かったので、自分の書棚を見て文庫・新書・単行本を50冊見繕って持っていく予定だ。この夏、子供たちが帰郷して自宅にある本、孫が読みたい本を聞くと、コミックと童話1冊除いて要らないという返事。死んだ後に残された者の本の廃棄は大変で、隣町で教育長をしていた人が亡くなって市立図書館へ寄贈しようとしたら断わられた。その一部が恵庭市で図書リサイクル活動をしている我々のところに軽トラで運ばれてきた。猛烈な愛書家であって、まだまだ軽トラで何度も来ますと言ったが、その後は来なかったので別な処理の仕方をしたのだろう。図書館の運用が別会社に委託されるシステムだけど、あるコーナーを教育長の名前を残して100冊くらいの特別コーナーを作ってあげればいいものをと私は思った。図書館利用者は高齢者も多いので借りていく市民が要ると思うのだが。
私の若いころから、書斎を持つという男の願望があった。いまでいえばパソコンルームの男の城みたいなものだ。オレンジボックスを積み上げて書棚をつくった。箱入りの本が届くと、それを並べて悦に入ったものだ。小林秀雄全集数冊、ドストエフスキー全集数冊、チェーホフ全集数冊、プラトン全集数冊。全部を持たず、数冊で購入を止めている本が多い。こういう見栄から本好きは生まれる場合もある。
大学時代の読書会のメンバーが札幌にきたとき空港でコーヒーを飲みながら、本の話になる。損保会社に勤めていたのでOBたちから自分の蔵書を企業内図書館へ寄贈したい連絡がある。しかし、仕事関係ならすでに揃ってあるし、全部断っているという。60代70代80代の男の書庫にはあらゆるジャンルの本が並んでいるだろう。そして迫りくる自分の死と蔵書の処理に迷う時が来る。身辺を筋肉のあるうち整理したい。指を切ったり、腰も痛めるけれども。

