昨日のクレーマーの増加(私を含めてだれでもクレーマーになる可能性はある)について『カスハラ』(カスタマーハラスメント)~モンスター化するお客様たち~というNHKTV『クローズアップ現代』で伝えられなかった部分を含めて取材記事があった(文藝春秋社)。結論は、クレーマーの心のうちを『自分はバカにされているのではないか』『自分の能力が正当に評価されていない』という気持ちを様々な場面でぶつける。お金がますます万能な時代になって、お客様を普通な対応から、いつのまにか客側が『自分が神様だ』と思い込む風潮に世の中と企業側(お客様は神様です)が動いてきたこと、世代を貫通する貧富の差や老後の年金差、将来の暮らし・自分の人生に筆者も含めてイラダだつことからくる不安なのだろうと思う。しかし、これをどう個々人が解決を図っていくのが良いのか。怒りを抑える心理学が流行っているが、感情をコントロールするために必要なのは言語や柔らかい情緒なので、それを養うしかないような気もする。違う場所の空気に触れられる旅に出るのもいい。そうやって気持ちの余裕を自分でつくっていかないと、いまの時代は乗り越えられそうにない気もする。自己愛の強過ぎ、他人を信用しない企業風土・社会。私が育った昭和30年代の大らかさが消えてしまって、細かい規則でがんじがらめ。マニュアルで快適サクサクかもしれないが、表面的な愛想だけで生きると後々トンデモナ時代や社会になるのは目に見えている。頽廃である。モラルハザードである。新興宗教や占いの流行もそこにつながる。心がけはできるだけ『ほかの人と同じ単語や言葉は使わないようにすることかもしれない』。そこは自分の自由の基地だから。想像力の源泉でもあるし。地球市民として生きるにはこれくらいしないと、世の中渡れない。
