世の中のイノベーションはある日突然、思いもかけない人や所から。

私のブログの初めに、いまは廃刊になった不定期雑誌『知の考古学』の巻頭言を書いた。以下のとおりである。

 

わたしたちは

同時代ドラマ終焉の幕間に

棲息しているが

この黙示録的同時代を凝視するとともに

現代史の一齣でありながら

太古につながる市井の生活者の眼を掘り起し

人間の思想の復権を願う者である

真に力ある思想とは

回心を促す思想であり

また

いつも思いも寄らぬ地平から

拓けてくるものであることを信じている

 

 

考えるとこれは、何も思想についていえることではなくて、パソコンやスマホが普及するずっと前に書かれた宣言文であるけれど、世の中のイノベーションと言われる発明品が『個人の勇気』によって世の中へ出てきたこと。社会から『ニーズがあってそれにこたえるように発明がされてるわけではないのだ』ということを再考したい。『思想』を『イノベーション』とという単語に置き換えてみるとよくわかる。フロッピーディスク、CD、MD、パソコン、スマホ、3K4Kテレビ、AI。もっと違う、既成概念がひっくり返るようなイノベーションがまだ眠ってる気がするのだ。そうやって、歴史は進んできたはずである。『個人の勇気』という言葉を久しぶりに使っている。