私のブログの初めに、いまは廃刊になった不定期雑誌『知の考古学』の巻頭言を書いた。以下のとおりである。

 

わたしたちは

同時代ドラマ終焉の幕間に

棲息しているが

この黙示録的同時代を凝視するとともに

現代史の一齣でありながら

太古につながる市井の生活者の眼を掘り起し

人間の思想の復権を願う者である

真に力ある思想とは

回心を促す思想であり

また

いつも思いも寄らぬ地平から

拓けてくるものであることを信じている

 

 

考えるとこれは、何も思想についていえることではなくて、パソコンやスマホが普及するずっと前に書かれた宣言文であるけれど、世の中のイノベーションと言われる発明品が『個人の勇気』によって世の中へ出てきたこと。社会から『ニーズがあってそれにこたえるように発明がされてるわけではないのだ』ということを再考したい。『思想』を『イノベーション』とという単語に置き換えてみるとよくわかる。フロッピーディスク、CD、MD、パソコン、スマホ、3K4Kテレビ、AI。もっと違う、既成概念がひっくり返るようなイノベーションがまだ眠ってる気がするのだ。そうやって、歴史は進んできたはずである。『個人の勇気』という言葉を久しぶりに使っている。

  1. R・ダ・ピンチ。

    イノベーションと言えば,レオナルド・ダヴィンチを連想します。彼の逸話は数多く残されて居ますが,今と成れば真実は分かりません。しかし多岐にわたる才能の持ち主だったことは間違いないでしょうね。ちょうど先月下旬から,北海道近代美術館で彼に関する展覧会が開催されています。巨匠と呼ばれる芸術家たちの作品展はずいぶん見てきたはずですが,彼のものは書籍資料程度しか見た事がありません。どこまでの展示かは分かりませんが?,今週あたり,時間を見つけて行ってこようかと思います。

    • 私も画集とかデッサンしか見たこと無いので。行ってきます。平賀源内もそうですが、好奇心と何でも
      仕組みを調べるのが好きだ・・・と腕がある、想像力があるが最低条件でsかかね。

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