49歳~50歳にかけて筆者は急性心筋梗塞で救急車で運ばれて、休養期間含めて80日間休職した。入院して1週間は集中治療室で手足を拘束されたが、治療を終えて個室に戻り、まず始めたのが、壁一面にスポンサーや取引先企業の電話番号表と担当者名だった。もちろん手帳も。
15年前だから、いまならタブレットやスマホを持参して入院するだろうね。それを許可する病院も現在大幅に増えた。安心して皆さん入院できますよ。(蛇足ながら、ペースメーカー患者の近くで携帯ご法度を全国に振りまいたが、あれで事故が起きたと聞いたことがない。ペースメーカーの入れ替えを医師のミスで亡くなった人は知ってるが)。大好きなラーメンのカラー写真も貼ってニラメッコ。『退院したら食べるぞ!』と言い聞かせて。
会社としては、中堅の筆者がいないので(笑い)さぞかし、仕事上で様々な混乱が生じて迷惑をかけているだろうと思いきや、手配よろしく私が『急遽、入院してしばらく入院加療です。退院時期がわかればまたお知らせします』とすべての代理店や広告主に連絡。月末に自宅へ売上伝票のFAXが届くので、OKサインや数字の訂正を入れて送り直す作業を病室でするだけが仕事。ところが「あれっ、こんなに売上が・・私が元気なときは出なかったのに』と大口の売上がどんどん出てきた。半分嬉しく半分がっかり。
待てば海路の日和あり・・・というが『入院すれば、自分がいないときに限っていいことがあるんだから』と舌打ち。12月末日入院なので正月や1月中旬からの広告が一気に出てきた、決算前に経費を使う、税金を払うなら広告費へ回す、役所は予算を残さないように残額をゼロに近づける(ヒドイ話ではある)ために外注費を使う。そんな時期とも重なったのかもしれないが、サラリーマンの宿命ながら『自分がいなくても企業は回る』。世界は回るが正しいか。
都知事も不在の時期があっても行政は順調に回っていた時期があったね。升添もいない方が都政に混乱を招かずよかったのにね。ロボットの時代で、今後、首長はロボットにした方が、酒や女に走らないし、不正な金を要求しないからいいかもしれない。メーカーごとに性能を競って知事候補を擁立する。全国の知事の分布は現在、SONYが60%のシェアとか面白いね。
知事答弁は困ったね。ここはどうしよう。それぞれ担当の人が責任答弁させれば、十分だ。むしろ知事へ責任を預けないだけ緊張感が生じる。さらにロボットへゴマをすってもしょうがないから、どこのセクションも活発化すると思いません?自分の入院で、結果として、自分がいない方が企業は良好な景気を保った、悔しいけどそうなんだ。自分がいなくても世の中は回ることになっているんだ。それに気づいた入院であった。ある人は筆者がいない方が、ルンルン仕事をしているかもしれない。

