皆さん平気で視聴率なんて言葉を吐きますが、それを出す仕組みについて原理的に考えたことはありますか?投稿された記事です。

 

2011年のアナログ停波の際、「地デジ化によって、双方向のサービスが始ま

るのなら、視聴率も自動的に計測できないのか」という疑問が上がりました。結

論から言うと、これは原則的にはできません。中継塔などから送られる電波が、

アナログからデジタルになっただけで、家庭から局に向けて情報発信できるよう

にはなりません。

双方向が出来るのは、家庭のインターネット回線を通じて、TV画面を見ながら

情報を送り出すようにしたからです。いわば、テレビを見ながら電話でアンケー

トに答えるようなもので、アナログ時代でもやればできたことではあります。

 

さて、世の中には電気ポットを毎日使ったどうかで独居高齢者の安否を確認する

システムがあります。ポットは普通のものと変わらない外見で、一部分に無線が

仕込んであります。携帯電話やスマホを組み込んだと思えば良いでしょう。

これは何もポットだけでなく空調でも良いし、あらゆる家電や防犯システムなど

もすべてネットにつないでおくと、生活のあらゆる面を見守るシステムが出来上

がります。これらはスマート家電と呼ばれ、これからの家電のスタイルだと言わ

れています。TVなどは真っ先にスマート化されて良いものです。その情報はリ

アルタイムですから、今まさに視聴率が上がっている局に自動的に切り替わり、

一瞬の見どころを見逃さずにすむ仕組みも可能です。災害等でも、地域の住民が

家庭生活を続けているか、それらの反応がなくなってしまったかが、一瞬にして

1世帯単位で識別できるようになります。

 

これに必要な技術は、要はTVの一部にスマホを組み込むだけ、あるいはスマホ

の画面を大きくするだけ。そうなれば、視聴者はTVのリモコンを片手に、現在

放映中の番組を「いいいね」ボタンで評価できるようになるでしょう。

そこまで考えると、おや?と思う人がいるかもしれません。スマホ片手にTVを

見るのとどう違うのと。全くその通りで、アナログ停波の時とはスマホの普及率

がまるで違います。TVリモコンと連動するスマホやアプリを開発するだけで、

今まで述べたことが可能になります。また、こういうものを誰が作るかという

と、現代は誰でもできます。「クラウド・ファンディング」という、ネットで広

く自分のアイデアへの出資を募る仕組みを使えば、費用も製造希望者も、すぐに

集まってきます。

 

こうして集まった視聴率データは、もはや特定の企業が特殊な計測器を設置して

集めたものではなく、視聴者自身のデータなので、広く公開されなければなりま

せん。インターネットで集計されるので、それは簡単です。データの不正加工対

策としては、統計解析アプリケーションをオープンソースにしてしまい、誰のサ

イトでも簡単に公開できるようにすれば、一社や二社が操作しても意味がなくな

ります。

 

こういうことに誰も思い至らないとは考えにくいので、視聴率の情報を独占した

い、正確な情報が広まったり、視聴者にリアルタイムで視聴率を知られては困

る、というところがあるのかもしれません。また、TVは所有していても、特定

の局を全く視聴していないことを証明されたり、特定のCMに「悪いねスイッ

チ」がガンガン押されては困るところがあるのかもしれません。

 

 

  1. 視聴率の不信心者。

    最近では、TVも、BSやCSのほうが見られていて、地上波は視聴率も落ちているはずですね。例えば野球放送など「まもなく放送時間が終了します」などと平気で切られてしまいますからね。野球に限らず、サッカーだって、スポーツ観戦のクライマックスは後半が山ですから、肝心なところが見られない実況放送など意味がありませんからね。当然ながら、地上波離れは現実のものとなっていますね。ですから視聴率云々と言う前に番組編成が問題でしょうね。四角定規の従来のやり方では今後ますます視聴率は下がるでしょうし、地上波の視聴率調査など余り必要とならないなんて事にもなりかねませんね。

  2. TVもPC化の時代ですね。PCとしてネット検索にも利用したり、ある時はTV受像機として利用するタイプがいいですね。TVの4Kなども既にPCのモニターでも有る訳ですから、何もTVだけのために大画面の受像機を購入しなくても、PCにTVチューナーさえあればいいのではないでしょうか。TV番組もネット配信で、チャンネルを増やしてもらえればいいですね。PCだと視聴率も容易に分析できますね。

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