依存症ビジネスの現在。
依存症ビジネスという言葉がある。なぜ、依存へ走るからといえば多くは、それで儲ける企業(麻薬でいえば暴力団やチンピラ)が跋扈するからである。電話で小金持ち老人から詐欺して儲ける集団もある。
しかし、普通、依存症は競馬・競輪・パチンコ・ボート・スロット・SEX・ホストクラブ・麻薬・タバコ・スマホ機器・タブレット・健康薬品・通販、そして小口融資やアルコール、ゲームもそうだ。依存症を撒き散らすために大脳の一番弱い部分目がけて、膨大な宣伝費をテレビ、ネット、チラシで音楽・映像・コピーとともに柔らかに脅す。
特に小口融資はスマホやパソコンで無審査で借りられるものが多く危ない世界だ。そうしておいて、弁護士たちは過払い金がありますよとPR.わざわざ東京から出張してきて、無料相談会を開催している。『ご利用は計画的に』とキャプションを入れてごまかす、都銀や地銀傘下のサラ金も同類である。お金の貸し出し先がないから傘下のサラ金融資に依存している。(ある日のヤフーのPRスペースに掲載された金融広告・・下記に転載)広告宣伝費で成立するSNS業界である。
なんだかすべての産業は国民の『依存症』で成立しているみたいだ。教育も塾への依存にも見える。国民の依存症が無くなると、メディアに勤務する社員、大手の広告屋さんで働く人、金融機関で働く人たち、塾経営者、製薬メーカーのMRたち、それにもまして医療従事者の高い給与は確保されなくなるから、この病気は本音のところ治って欲しくないかもしれない。『ウェルカム依存症諸君』である。
派遣社員に依存するメーカーや製造業もデフレ真っ只中の経済で、より競争力をつけるためボーナスや定期昇給、社会保険負担、退職金の無いまたは安い派遣社員とパート労働者を使いまくっている。社内留保金だけが増えて、節税に会計事務所と相談。セイシェル諸島あたりに子会社を作り所得移転をしているかもしれない。
高齢化社会で月額年金18万円以上なら、少しの蓄えがあれば何とか老健施設に入居できる。(現在、生活保護費は平均13万円くらいだ)。あとは家族が自宅で介護してデーサービスを受けて体を休める程度だ。年金額が国民年金だけなら、とても個室の老健施設に入居できない。ここにもお金を持つ高齢者に依存するビジネスが日本中で幅を利かしているが、地方自治体経営の特養ホーム以外は、職員は低賃金・過酷労働でヘトヘトになっている。
翻って、自分はどんな依存症になっているか考えるのもいい。ブログであったり、図書館であったり、近くであっても車で走る。知り合いと出会えば喫茶店。月に1~2回の居酒屋。休みの日は眠いので昼寝依存も発症している。眠る前の精神安定剤も常用している。これがないと眠れなくなった。処方した医師からは『依存性はありません』と言われたが嘘である。
依存ワールド。
アメリカ依存症、国家予算依存症、税金依存症、サラリー依存症、男性依存症、家庭依存症、他人依存症、スーパーマーケット依存症、ブランド依存症、ポイント依存症、パソコン依存症、教育依存症、病院依存症、TVドラマ依存症、飲食依存症、ススキノ依存症、コンサート依存症、仕事依存症、年金依存症、ゴマすり依存症、カードショッピング依存症、ネットショッピング依存症、SNS依存症、ギャンブル依存症、神仏依存症、人は、いろんなモノに依存して生きているようだ。