身辺雑記(2)4月25日
1)1か月ぶりにカメラを提げて札幌駅に降り立つ。駅を降りると喫煙スペースが閉鎖中。天井では強力なファンが回っているから、30年間喫煙してきた私からみたら5分限定でも喫煙OKにするかか、以前あったプラットフォームの両側に吸い殻入れを置いて、青空のもとで吸わせてはどうかなと思う。タバコ税は旧国鉄の負債を返すため清算事業団に使われているはず。果たして財務省がそれを守ってるかどうか確証はない。愛煙家をJRは大事にしないといけないはずだ。新型コロナはエアゾル感染なので、青空の下のプラットホームが安全といえる。経済的に余裕のある人は大いに喫煙しましょう。
2)4月から市立図書館で捨てられる本を整理するボランティアをしているが、本や雑誌の中に大切なものが入っていないか確認してから整理箱に入れる。以前、本から1万円札が出てきたこともあって、「それは凄い」「で、どうしたの?」と聞くと「図書館へ渡した」と。「なあんだ」と、会の臨時収入にすればいいのにと思った。きょうは近郊の読書家から大量の本が軽トラックで搬入された。調べると月刊雑誌「太陽」に切手シートが出てきた。1977年、大阪にオープンした「国立民族博物館開館」を記念したシートで未使用。中学生のとき流行した切手集めを思い出す。浮世絵シリーズが欲しかった。「月に雁」や「見返り美人」が幾らになってる相場を見ていた。書き損じのラブレターも過去発見されたという。本の中に大切なものを挟むのは危険かも。1000円札でも出てきてほしいものである。それにしても司馬遼太郎の単行本の多いこと。市立図書館の開架図書に置かれた司馬本よりきれいだ。出版年月から無料本に分類される。もったいない。手塚治の「ブラックジャック」の単行本も捨てられていた。何冊か欠本があるがリサイクル市に出す予定だ。これも発行年月からいくと無料に分類される。ボランティアに主婦が多いので司馬本は女性はあんまり読まないのかも。先週、読了した「オホーツク街道」もあった。ポリドールの映画音楽LPレコードも8枚出てきた。
3)札幌にも桜の季節がやってきた。大通り1丁目にあったNHK札幌放送局がすっかり解体された。移動したのは北1条西8丁目。大きなビルで設計が不安定だ。向かいの広告代理店の役員が「NHKは金持ちだね、税金投入とNHK受信料で経営できるんだから気楽なもんだ。社員の給与も高いんだろうね」「番組の最後に流されるテロップにNHKの関連会社名が出てくる。主に制作を扱う企業でNHK社員の天下り先になっている。BBCみたいな放送局を目指したが、いまでは自民党にすっかり怯える、非反骨集団になってしまった」と私。総務省から放送の許認可権を取り上げて第三者の委員会にそれを渡さないと政治権力に翻弄されるメディアで終ることは目に見えている。BBCの日本語ニュースが登録者32万人。(399) BBC News Japan – YouTube
広告マン。
元ヘビースモーカーの私も今ではすっかり禁煙家になりました。やめたきっかけは長年勤めた会社の倒産と当時体調が悪くなったからです。その後は体調も戻ってタバコはすっかり忘れました。最近はタバコではなく電子タバコを吸っている人が多い気がします。あれって何だかカッコ悪いですね。
seto
電子タバコってニコチンを入れてあるんでしょうか?モノクロハリウッド映画や日本映画でも喫煙シーン多いです。ヒッチコック「鳥」なんて出てくるシーンで全員が喫煙しています。女性も出てくるとすぐにライターで喫煙開始。笑ってしまいました。タバコの煙で目が染みる映画です。
広告マン。
電子書籍が出て来てからは書物を大量に購入する人が減少しているのでしょうね。ネットの普及で活字メディアが減る傾向になっていますが、我々の年代には未だ未だ活字メディアは欠かせませんね。広告の分野でも今やネットが主流だと言われていますが、何故か?DMなどの個人向けメディアは根強く残っています。活字メディアもネットの影響で変化しているのでしょうが、ネットもこの先どう変化するのでしょうね。
seto
媒体の寿命を考えると紙が一番長いと言われています。それ単独で記録メディア独立してますから。ほかのメディアは機器を利用しての再現ですから。紙で3000年以上耐久性あります。レンガや石に刻むと4000年。先日、手紙を書いていたら思い出せない漢字や単語が出てこなくて難儀しました。キーボードの罪ですね。
坊主の孫。
反骨精神を貫き通すメディアは少なくなりました。不況で経営難になれば、どこも皆同じですね。新聞もラジオもテレビも右に習えで通販番組ばかりネットもバナーばかりで落ち着きの無い画面が飛び込んで来ます。テレビなどでは番組かと思い見ているとスポンサー主導のコマーシャル番組だったり騙しのような手法さえ目立つこの頃です。ネットに至っては一度でも検索すれば商品の購買層と判断され画面を開けば関連商品の写真入りバナーが飛び出して来ます。迷惑な話ですね。
seto
とにかく自由が奪われています。ネットの不自由さもあります。出てくるニュースが同じです。一番困るのはニュースの定型化、書き言葉がまったく同じ、記者の日本語能力が相当低下していて、読み手にいい影響を与えていないことです。それは日常の喋り言葉へも強く反映して、自分で考える能力を低下させて心配なことです。通販広告の作り方もワンパターン。制作費削減で全編1企業の宣伝で成り立つ寿司屋の人気ランキングとか冷凍食品の競い合いとか、ばかみたいです。まともに制作費かけて番組をつくる姿勢ではないです。風景映画でも流しておくほうがずっといい。タレントをみなくていい。
昔の少年。
書物もご本人にとっては大切な財産であり想い出の品でしょうね。そのページ中にさらに深い思い出の品々が挟まれている訳ですね。ご本人は忘れてしまっているのか?それともご本人以外の方が処分されているのか?謎ですね。ラブレターなどの処分はどうしましょうね。ご本人やご家族が分かれば返却?それもご迷惑かも知れませんね。私などは北海道に移住し結婚したその年の冬に
小さなカマクラを作って、ラブレター関係は、その中ですべて焼却しました。自分の気持ちの整理の意味でした。ですから間違っても妻に見られる事も無く、また間違って市中にも出回らなくて済みました。
seto
ラブレターって他人が読むと楽しいです。自分が若いときによく書きました。あのころ通信は手紙だけでしたから。電話は親父が出るし、ドアを叩くと母親が「あんた誰?」と不審な顔されるし、ハガキは家族全員に読まれるし、手紙しかないです。下校時に声をかけるという方法もあるでしょうが勇気がありません。下駄箱に入れるという古典的な渡し方はあるでしょうが、汗臭くてね。ミーナの歌う「砂に書いたラブレター」でも聞きますか?