糖尿本

全道の各市町村で「道民健康教室」を北海道医師会の主催、ホクレンを協賛社にして1年に2回開催してきた。テーマも「笑う門には福来る」とか「脳梗塞にならないために」「糖尿病の治療最前線」「温泉健康療法」とか様々だ。しかし、高齢者の多い地方で確実に集客ができるのが「ボケないために」というテーマ。イベントは用意された席数を集めるため、2か月前に地元自治体の担当部署と協議して、保健課の人から明るく「150名なんて大丈夫よ。200名も来るかも」と自信を持って言われた。

湖の美しい町だった。すっかり観光気分で大船に乗った気分。ところが午後1時に開会する講演会なのに、会場の駐車場へはさっぱり町民の車が来ない。時間は45分を過ぎてあと15分。まだ20人くらいしか座っていない。ヨシこうなったら、アレしかないと私は判断。会場が地元で一番大きなホテルだったので、あらゆる部署・階にいる従業員に「制服や掃除服を至急脱いで私服に着替えてください!会場にある席に座ってください!料理人の方もお願いしまーす」。

一方、用意したパイプ椅子をどんどん片付けて200席用意した椅子を半分に。さらに後ろの衝立を前に持ってきて、会場を半分に。なんとか体裁を整えて講演開始。講演だけは無事に終えたが、最後に恒例の反省会が講師の医師を交えて実施。シーンとお悔みの反省会。タバコ好きは「ちょっとタバコを吸ってきます」と言って逃げる。当日はプレゼントに250ccのミルクがもらえるプレゼント付きだったが、この地は酪農がメーンの産業。来るわけないよなあ。しかも後でわかったことだが、この講演の1週間前に,全町で大々的に「町民健康まつり」をしたばっかりだって言われてがっくり。チグハグなイベントであった。

私は、この失敗イベントで始末書を書いた。成功したイベントより、失敗したイベントが懐かしい。お金をかけてるわけだから、人が集まるのがあたりまえ、来ないのは企画の詰めが甘いと常務からは叱られる散々だったが、仕事ができない役員から正論が出た時の腹の立ったこと。仕事ができない奴ほどよく吠える。人の失点にしつこく食らいついてくる。困った役員が社長はじめ多かった。この点をこう改善したらいいのでは・・という提案的な話なら聞くが・・・・。

  1. 失敗は成功の元。私も制作部門でも営業部門でも何度か失敗をして成長しました。が、中でもお金に関わる失敗は今でも忘れられないですね。会社には2千万ほどの大損害を与えたのですが、当時の稼ぎ頭だった事もあり支店長も『後始末は俺がやるからお前は稼いで来い』と言われて半ば安心して営業していたのですが何と、その数年後に私が支店長になって見ると、何にも処理されておらず負債の責任は私に転嫁される結果となっていました。彼が最後まで粘ってやった事は、自分の退職金を上積みする事だったのでした。

    • ウルトラサラリーマン社長でしたね。私もいくつも倒産による焦げ付き体験はありますし、2名は自死しました。私も精神的に参りました。しつこくいつ入金するのと追いかけてましたからね。後味悪いです。イベントは人が集まらない程度で済む話ですが、人の命だけはかえってきません。バブル崩壊後、経済人が新聞やメディアには掲載されないたくさんのお父さん(経営者)が自らの生命保険を担保に、子供・住宅ローン・奥さんの未来の暮らしを安定させるため命を絶っています。(合掌)

  2. イベントコーディネーター

    イベントも最近では集客の為の告知広告の予算が無く開催前から多くの集客には無料なケースが殆どです。ですから集客減は当然で、それに対する責任感は薄くなりました。スポンサーはお金をかけずに成功を願ってネット関係の特にSNSと電話とメールでの呼び込みに熱心です。しかし私達から見れば、それは通常での当たり前の作業で特にイベント用では無いと思いますね。イベントの趣旨は普段余り接点の無い一般顧客がターゲットの筈ですから。

    • なじみ客のリピーーター狙いですか。浮動層を狙うのが広告やイベントの狙いですから。デパートで高給なブランド店の店長さんがイタリアのミッソーニ(?)を扱ってました。私に奥さんへどう?と言われましたが値札を見るとセーターみんな10万以上。自分で買ったブランドセーターを月々支払いをしているそうです。人を集めるなら、同級生へ電話したり、地元の企業を訪問したり、幾らでも方法はあったのに残念は人集めでした。「大丈夫、大丈夫」という保健課長は、町民・市民の気持ちを理解していない(同じ健康祭りに何度も来ない)のでしょう。

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