ある日突然やってくる電話1本で人生変わる。たとえば入社内定通知とか誰々と結婚することになりましたなどとおめだいことならいいけれど『お父さんがトイレで倒れたまま動かないからすぐに来てくれ』とか『○○が下宿で死んでいるのが発見された』とか『支笏湖の林道で○○が車に排気ガスを引き込んでいた』とか『勤めていた会社が倒産して失業者になりました。叔父さん、どこか紹介できる企業あれば教えてください』まではいいが、死にかかわる出来事の通知は辛いものがある。しかし、自分の死を含めて必ず起きるので覚悟して生きていきたい。

ある日、自宅斜め向かいの角地の住宅に全市(7万人)の消防車がサイレンを鳴らして集合してきた。救急車とパトカーも来て騒然としたことがある。後で聞くと自殺事件だった。可燃性のものを撒いて家族が119番をしたみたいだ。密集した低層住宅街なので火事が発生すると我が家にも飛び火したかもしれない。亡くなった36歳には申し訳ないが。ある日突然、前職の会社で横領事件が発覚したこともある。当時の社長は引責辞任、次の社長は輪をかけて無能な器で会社の金を蜜に手を突っ込んで熊状態。無能社長の出現で会社を辞める人、出世する人いろいろどこでもある光景。次の社長も同様に人生を変えられた社員が多数出た。人事は主観をまざまざと見た。うつ病になった人はフロア40人いて6人。

ある日突然のトップ交代でその後の人生大幅に変更される。私は幸い、営業職で難を逃れている。しかし、横領事件の話に戻るが、経理職なら一人で不正をしているケースが多いが、部全体で横領を長い間にわたってやってる場合、伝票の操作もあるから組織的であった。派手な遊びが多いと思っていたら案の定だ。ある日突然発覚する。金は人を狂わせるのは本当で、他人の金(親の金も他人の金と考えて)なら、無駄遣いし放題だ。そして最後は泣く。バブル期とぶつかり、不夜城のススキノに繰り出し踊り飲んでいたらしい。旅行の仕事は前金でもらう。カードで支払いはまだ少ない時代で現金で持ってくる。カナダ旅行なら1名30万で20人参加なら600万円だ。ここから10万円抜いて次のツアー代集金で赤字を埋めることを懲り返し続けると雪だるまである。こういう事件が多発するので、営業に現金を持たせない会社がほとんどになった。

こういう事件が発覚すると社員全員が疑われることになり、真っ黒な社風になる。この事件の発覚も1通の内部告発文書がFAXで流されて本社に知られ、休みなく伝票を検査したと総務からは聞いている。

  1. 多かれ少なかれ毎日のようにどこかで、いや身近でもありがたくないことは起こりますね。それも予告なしに来るから対応に困ります。いい話なら喜んで処理できますが、悪い話への対応は苦労します。普段から悪い事が起きるなどと思ってもいないからで、突然の出来事に右往左往です。でも自分自身が原因になる場合も無きにしも非ずですから、丁寧に対応しなければいけませんね。いやいや仕方なしに処理すれば、ゆくゆくは自分に返って来ないとも限りませんからね。

    • 思い出したくない失敗談ばかりで情けない営業生活でした。何度も謝りに謝ったこともあります。そういう思い出ほど忘れられなく、実は教訓になってます。最後まで確認するとか、小さな仕事をおろそかにしない。何でも丸投げして仕事を終わらせるなとか、失敗の背後に自身の仕事に対する甘えがありましたね。天から降ってくる事故でもない限り、原因は自分の慢心に負うところ多いいです。

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