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水耕栽培アマリリス(オランダ産)自宅にて。ヤマト運輸が売っている。球根を残して来年も咲く。

18歳のときに一度発症して、救急病院へ親父に運ばれてから、しばらく消えていたパニック障害(この病名も新しく、当時は心臓神経症という名前だった)。

それが30代後半、40代後半、営業として数字のノルマや正月仕事の追い込み、次々変わる経営トップと方針変更、そのたびに揺れる社内の権力闘争に巻き込まれて、嫌悪感が倍増して疲労蓄積で人混みの電車に乗れなくなった。もちろん飛行機もダメだ。

娘の大学の卒業式に京都へ行くため伊丹へ当時8000円の追加料金を払って広い空間の席を確保したが、やはりパニックが出てしまい超苦しい2時間30分。それが、最近、楽になってきた。多少、混んでいる電車でも地下鉄でも「エイヤッ、ダイジョウブ」とまじないを言って乗ると40分くらいなら平気だ。

パニック障害を克服する本を何冊も読んだが、最後の解決が全部「新薬」飲みましょうで終わる。精神神経科は薬以外では儲けがない。精神疾患、自律神経を安定させる薬たちだ。私はソラナックスという薬を持ち歩いている。一番効果的なのは、過呼吸で酸素が多過ぎる症状だから、二酸化炭素をたくさん肺に取り込めばいい。そのためにビニールか紙袋を1枚入れて、そこで呼吸をして吐いたCO2を再度取り込めば治るらしいが、さすがに電車の中で袋を出して「ハーハー、フーフー」をやる勇気がないので未体験ゾーンだ。山手線もパニック障害者のために外の窓から外気を入れる車両が増えたと聞いている。

飛行機に乗れれば、大好きな博物館巡りができるのだが・・・。やっぱり人が行かない静かなところがいい。3月28日、新幹線が函館まで来るが私にとってはキツイ乗り物。外の空気を取り込む窓がない、青函トンネル長過ぎ。短い時間なら羽田まで飛んだ方がいい。オニギリやパンやお菓子を到着まで食べ続ければ、関心を食と読書に集中して周りを見ないようにしているうちに到着するはずだ。JALのキャビンアテンダーと話すと「中年サラリーマンでパニックの方多いです」と言っていた。仕事や家庭で挟まれて一番大変な時期を過ごしているからと、自分のサラリーマン人生を振り返り同情したものである。

2月8日、パニック軽減したと思ったが、友人急死の電話が入り、満員のエアポートに乗車するも「ヤバイ」症状が出て、発車寸前、飛び降りてしまう。情緒が不安定になると再発してダメだ。ブルガリの偽物女性用時計(5千円)をイタズラで腕にはめたら、取れなくなり(手錠の感覚)、軽いパニックが起きた。キツイものもダメ。この年齢で恥ずかしながら、拘束のない、野原で駆けずり回る少年みたいだ。

  1. サラリーマン時代には過呼吸や緊張で体調が不安定になったが、自営の時も最初は不安から原因不明だがフラフラ倒れそうにもなった。脳の病気かなと思えば、即、脳神経外科に行ってMRなどで調べて安心するようにしている。医者は薬も与えるが、飲むかやめるかは自分の判断でやればいいわけで、一番のクスリは「安心」だと思う。安心すれば精神も安定して体調も良くなるから不思議だ。正に「病気は気から」だ。それにしても飛行機も列車もダメとは?フェリーならどうだろう?広くてゆったりしているが、揺れはある。ちなみに僕の家族も浜育ちで伝馬船まで漕げるのに、新潟から小樽への大型フェリーの大きな揺れに酔ってしまい、高い一等船室に移動して氷嚢を借りて寝込んでしまった。

  2. 「クスリはリスク」だ。血圧の薬や中性脂肪をなくするクスリを毎日のんでいるが、時々不安になる。こんなに飲み続けることは果たしていい事なのかと。体調のいい時にものんでいるわけで一種のクスリ中毒になっているのではないのか。と。先日、内科の問診で少しばかり血圧が上がりぐわい悪かったと言ったら、おまけに更にもう一種増やされた。

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