ニュースが何もない一日へのコメントへのコメント。

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文春あたりが，素人やパパラッチからネタを買い，暴露記事を掲載すれば，それを復唱するかのごとくTVのワイド番組が取り上げる。最近特にTVなど主要なはずのマスが雑誌に追従すると言うみじめな図式が目立っています。記事ネタそのものは大したニュースでもなく芸能人や著名人の浮気調査まがいのものばかり。つまり誰も知らなくても良い個人の問題に電波を使っているから不思議だ。さらに不思議なのは，他局も同業者同士で同じ手法で個性がまるで無い。文春が情報タレコミのコピーなら，TV局はまたそのコピー。他局はさらにコピー。今やニュースや情報番組は「コピペ」の世界だ。どこどこの出典（コピー）ですと明示すべきかも。

週刊誌も政治ネタならまだしも芸能スキャンダルばかり。いい加減にして、もっと大事な自分たちの暮らしに関わるテーマ、健康に関すること、外交に関すること、原発村のこと、公務員を大削減して、民間で人材不足の業種へ向かわせるとか大事なテーマはあるはずで、『売れなくてもいいから質の高い週刊誌』に変貌して欲しい。フリーの記者と週刊誌の正社員と契約執筆者の書き手の三通りある。加えて、市民からの投稿の裏を取る作業で、これを載せると裁判で訴えられても勝てるよう弁護士も横にいるはずで、掲載の可否をめぐる会議が定期的に開かれて、掲載ＯＫか延期か決められる。スキャンダルの場合、今週の文春で載るとわかったタレント事務所は、ゲラ段階で知っている場合も多い。裏を取るために所属事務所へ出版社が確認電話をするので、判明する。それを阻止に動く（広告会社や政治家、財界の人間を使う場合が多い。ときに警視庁ＯＢも雇う芸能プロダクションもある）。広告会社の古典的な阻止は『もうお前の週刊誌に◎◎会社の広告は掲載しないからね。よく覚えておけ』。有名な話は狂牛病が発生したとき、カネボウ化粧品にそのある成分を使用していて、全品回収したが、同じ成分を使用していた資生堂は電通を動かして、当時の橋本竜太郎首相へ連絡、首相は当時の坂口厚生大臣に発表をやめるよう指示した事件だ。カネボウはこの事件をきっかけに大損失、花王の傘下に入ったが、資生堂は何食わぬ顔でＣＭを出している。電通を使っていて良かった、電通は政治力があるから安心だとは資生堂。（噂の真相　日本のタブー特集　に書かれている）。武富士問題や最高検察庁のスキャンダル、ジャニーズ事務所やタレント事務所の闇、創価学会の闇、部落解放同盟の利権、暴力団と広告代理店大手との付き合い。どうせ書くなら規模の大きい事件について書いてほしい。弱いものいじめはやめて強いものいじめに徹してほしい。大学の工学部教授と原発メーカーからの人材と研究資金の流れとか、いまも続く『白い巨塔』そっくりの教授選とか。教授選に負けた助教授へ、さっぱり顔を出さない薬剤メーカーの手のひら返しとかネタはいくらでもある。