北海道の広さ。
北海道の広さと未来(人工都市・札幌・・記事追加)
2017年2月10日の記事ですが、これを書いて公開しようと思ったら、パキスタンからのハッカーに妨害されてひどい目にあいました。
上の地図は、エリア別の面積が人目でわかる。北海道の面積は九州7県と四国4県の11県分の面積がある。北海道知事は11県分の知事を兼ねているようなものである。(最近、北海道独立論や分県する話が蒸し返されている)。ここに520万人が住んでいる。ちなみに北海道の次に大きい面積は岩手県だ。JR北海道の経営が赤字になることは民営化されたときから、広い面積と人口数を見れば小学生でもわかること。九州を回って感じることは7県あって、それぞれ県庁あり、多様な歴史を持ち、自立しつつ鉄道がつながって、工場群も多く活気があることである。
関東・首都圏は地図をみてわかるように狭い面積に3800万人。新宿の乗降客が一日350万人。近畿圏も2000万人がひしめいている。。私鉄経営ができるバックボーンが人口密度だ。筆者の兄弟や大学時代の同級生は悲しいかなほとんど関東圏に住んでいる。いびつな日本列島の姿が一目瞭然。人材まで首都圏に取られている。
異口同音に「雪のない正月を繰り返して過ごすと、相当の理由(親の介護)がなければ、マンション・戸建ても買ったし、季節のいい月に北海道へ観光ならいいが、Uターンする気はない」と明確だ。「墓もこちらで建てるから、長男ではあるが親の納骨堂へ入らない」と実兄。筆者として少し寂しい気もするが現実だ。
こういう気持ちは東北や北陸、四国や山陰、九州在住の人間も感じるとは思うがしかし、大都市圏に住む彼らが生きるためには食べるものがないと生きられない。いまはトラックで全国から、港から商社が世界中から船便で食材を運んでくるから、日々食料品が食べれて生きられるが、大地震や福島原発での廃炉作業中、事故による放射能の拡散で、近郊の田畑で供給が止まり、パニックになる可能性が大きい。報道する局や新聞社は東京で惨事が起きても万が一に備えて、大阪で全国放送をする準備はしていると聞く。新聞社も印刷を仙台で輪転機を回せるよう新聞社同士、提携をしている。SNSはデマも付いたニュースが流れるから、ありがたいようでありがたくない。
地震は自然だしコントロールは不可能だ。広い広い北海道、食材の宝の島へ投資と雇用のために民間を中心に、コールセンターや派遣会社ばかりでなくて、して欲しいと思う。彼ら自身が生き延びるためにも。羊蹄山麓のマンションやホテルは中国資本やオーストラリヤ、香港、シンガポール、台湾人が投資とリゾートとして購入している。森(水資源)を買っている。基本は水だ。北欧・ギリシャ・アメリカやオーストラリア・中国を旅した義姉が言っていた。「こんなに食材、肉・野菜・乳製品・畑作物、魚介類が全部そろった、そして水が美味しい島は世界中、北海道の島以外にないと世界を旅してわかった」と断言していた。
以下は、追加記事。梅棹忠夫さん編集の『日本文明77の鍵』という海外の人に日本をコンパクトに知ってもらおうとの意図で書かれた本に『札幌』というキーワードがある。日本には人工都市が二つあって、それが京都と札幌であるという話から始まる。北側と南側の発展が逆なので『札幌逆さ京都説』も人工都市であるがゆえに出来た。京都は中国の長安をモデルに民間の人間が作った碁盤の目の町である。民間といっても豪族たちの資本ではある。札幌はもちろんアメリカの都市をモデルにしている。日本の歴史の始まりと1000年経過した明治時代に、人工的な都市が作られて、今も観光の町として栄えている。不思議な因縁である。豊平川の渡し守2戸7人の和人(日本人)が現在約190万に膨張している。道内の地方都市から仕事を求めて札幌へ居住する人が多いから、道内人口はなかなか増えない。
昔の少年。
人は利便性を求めて移住するのでしょうね。僕は大阪から厳しい冬に札幌に移住したのですが、その理由は若い時分に、大阪で経験した住む人の心情とか雑踏とか環境に嫌気が差したからでした。必ずしも全員とは言えませんが、何か信じあえない空気があまりにも多かったのは確かです。幼少期に田舎で育った事も起因していると思いますが、人情や澄んだ空気や清らかに流れる水や樹々の匂いや野鳥のさえずりなどが当然のように身の回りにあったので、生まれ故郷の東京にも一旦は住む決心はしたものの気持ちが変わって札幌に向かったのでした。身よりもなく言葉も街の風景も驚く事ばかりでしたが、今では当時と変わってコンクリートの建物ばかりにはなりましたが、自然が近い都市は今も変わりはありません。北海道は広大な土地で人口密度も低く、農業・漁業・林業など一次産業が盛んなところが他府県と違いは歴然です。商業経済においては厳しい冬期間など流通の不便さと人口密度の低さがネックで伸び悩みではあるものの暮らしには十分な環境です。しかし札幌へ一極集中から来る地方都市の過疎化が、今の北海道の課題では無いでしょうか。
seto
私もはじめての本州への旅を19歳でしました。高校の修学旅行には不参加でしたから、青森を過ぎて秋田・新潟・富山・石川・福井・京都まで列車の旅でしたが、言葉や風景が同じ日本なのか?とびっくりしました。屋根瓦や方言です。本州から北海道に来たときに同じ印象を持つと思います。旅はするものですね。最近は札幌一極集中で、もう少し50代を過ぎたら、市役所職員は道内生まれであれば故郷へ帰って、地元に尽くす制度を設けてはいかがかなと思います。札幌で培った人脈や経験ノウハウを故郷で生かすべく人生を送り、道内全体がバランス良く前向きになれるよう人材移動をお願いしたいものです。
坊主の孫。
道庁職員などの一部は地方自治体に派遣されていますね。市長とか町長の次のポストあたりですがね。支庁同士の人事交流はあったほうが良いでしょうね。地方の実情も理解されるでしょうし、違う視点で考えれば良いアイディアも生まれるでしょうから。地方創生とか活性化とかお題目ばかり唱えていても国会議員たちは選挙の時と大臣に就任した時くらいしか地方へは足を向けませんね。首相だって、千葉あたりでゴルフをするのなら北海道の地方のゴルフ場でやって欲しいですね。
seto
道庁はもともと全道転勤ですからいいのですが、問題は大企業の札幌市です。正社員と短期雇用の女性たちが多いですが、学園や北大を出て札幌市内でぐるぐる回って、道庁よりいい待遇で働いています。札幌市職員組合に守られて福利厚生も高い水準にあります。同級生が何人かいましたが、この仕事の中身のどこが楽しいのか筆者にはさっぱりわかりませんでした。出世と給与しかないではないかという悲しい現実に覆われていました。60歳で定年で再雇用しないでも十分の退職金と共済年金で贅沢な老後も待っています。ボケ防止で働いていて暮らしのために働いているのはごくごく少数でした。こういう背景があって、地方にもっと還元する生き方を、自分の故郷に帰って立て直すことがあってもいいんではないの?という提案なのですよ。他人の人生に口を挟むつもりはないのですが、書いてしまいました。
流浪の民
一極集中化を緩和するには、地方に移住しやすい環境を整えることが大切ですね。高齢者が街の中のマンションに住みたい理由は、健康面での心配から病院が近くにある街に住みたいという事でしょうね。しかし街に住むにはお金がかかるので、病院さえあれば田舎暮らしで十分ですね。移住政策も余り進んでいませんが、菜園が出来るくらいの庭付き住宅に病院さえあれば、高齢者にとって介護施設に入居費用2千万円?も必要有りませんね。サラリーマンを続ければ税金も掛かりますが、身体を動かして自給自足ならさほど掛からないと思いますね。北海道なら最的ですね。
seto
地方で食べるだけならそんなにお金はかかりません。ただ食べるためだけに生きているわけではないのでね。誰かの役に立ちたい願望で生きているとしたら、たくさんの他人が必要です。私の母も老健施設で約7年いましたが、毎日毎日退屈で寝ていました。介護士さんとお喋りできるようになると交代させられて〈せっかく知り合いになったのに〉と施設の方針に大不満を持ってました。何せ100人いましたから。介護士さんも働きやすい職場・条件のいい施設に転職も多かった。高齢になってもお金はかからない仕組みであれば貯金せず、ばんばん消費して景気浮揚になるはずですが・・・。