2年前に書いた記事で、今回のコロナによるリモートワークは職場環境を良くするかもしれない。

職場の環境悪化の原因・・・?!

自衛隊隊員や警察の人たちの生の声を少し書きたい。実態はもっとひどくて、理想形で描いてるのはテレビドラマや映画の中の最後のハッピーエンドみたいなところ。いまは終わることのない鬱鬱状態が続いている。

極端な話、別な自衛官は「後方支援へ行けと言われれば行くけど、その前に生意気な防大出の上官を背中から撃ってから行くと」言う者までいる。集団的自衛権の議論ではなくて、隊内の人間関係の話がまずあるのだ。ブログだから書ける話で、民間でも出世競争であいつさえいなければ俺は課長(部長)になっていたとか、役員になったとか掃いて捨てるほどある。仕事の中身は二の次三の次みたいな世界だ。

そのときも「あいつを殺してやりたい」と恨みごとを言うものもたくさんいた。しかし、武器を携行できる仕事は自衛隊と警察しかない。一般人の他殺道具は(ヤクザを除いて)包丁・ヒモ・電動工具・ナタ・ノコギリ・ゴロタ石・毒薬・玄能・車・恨みを持った言葉・肉体行為だ。筆者が広告の営業をしていたとき、某葬儀会社の担当課長が自衛隊出身者で彼が自衛隊を辞めた理由が発砲事件だ。普段から気に食わない上官の足元に銃弾を発砲して、おしっこをちびらせたと自慢していた。解雇されるのを覚悟の営みで、本人は「スッキリした」と。この話はもう15年以上前のことだ。怖い話だし縦関係絶対主義の職場は時限爆弾を抱えている。その反動が自殺者が多い自衛隊に反映されている。

北海道警察も稲葉事件という闇の事件がある。首なし(戸籍のない)拳銃をより多く集めては警視庁へ報告しお褒めをいただく。その方法がヤクザからの協力や夜の小樽港を舞台にしたロシア人マフィァ&中古車をロシアへ流すパキスタン人との連携プレーで行われ、稲葉の上司はどんどん実績を上げて出世していった。ドキュメント本が2冊あるので関心ある方は読まれるといい。

2人が不審死を遂げて闇に葬られている。事件の後、人事異動が行われて、稲葉を利用して警視庁へ凱旋した人がいる一方、同じ課にいただけで真実が外に出ないよう僻地へ飛ばされた警官もいる。ドキュメント本には報道されない生の声が書ている。当然、職場環境の荒廃は目に見えている。蛇足ながら、北海道新聞が道警の闇の部分を追跡・記事を書いたが、道警から記者クラブ出入り禁止で脅され、また道新自身の某支局の金を巡るスキャンダルが発生して、後追い記事はなくなった。惜しい仕事だ。カウンターパンチを食らった格好だ。

こういう人事が横行すると(人事は主観そのものだけど)職場は鬱鬱環境に陥る。ある大手の企業の東京にいれば役員になったのに、札幌関連会社へ来た。筆者は本好きもあってその人と蕎麦をよく食べに行った。きっと誰かに足をすくわれれたのだなあと推理して「〇〇さん、あいつは殺したいという気になったことありますか?」と聞いてみた。温厚で部下の面倒見も良く、筆者も大好きな人だったからだ。「あるよ」「そういうときはどうするのですか?」「紙にあいつは死刑、こいつは懲役20年と書いて、その紙を破って捨てるのだ」と。気持ちのバランスをそうやって取っていたのだ。

私はスマホの普及がさらに他人不信を加速させ、誤解を量産している気がする。希薄な人間関係ではなくて濃厚すぎる人間関係に疲れているのだ。小学生や中学生を見ていても、少ない生徒数、副担任までいるクラスなんて息苦しいに決まっている。お互い、監視しやっこである。自由やフリーにしてくれない。孫の通う幼稚園では教室に定点カメラがあって、その様子が娘のi-padで見れる。夫も職場で見れる。いずれ営業マンも頭の上にドローンを乗せて、会社から仕事ぶりを監視される時代が来るかもしれない。

結局、職場環境は、社員同士の信頼関係で結ばれないと、ロクな結果にならない、犯罪の温床になりやすいということだ。派遣や業務委託された人間と正社員が同一平面で仕事をする(派遣社員の方がずっと仕事ができることも多い)ことのストレス(会話が圧倒的に少ない)から逃れて、実はもっと人間はひとりになりたい生き物でもあって、「絆」とか言われているのに異を唱えることになるけど「ほっといてくれ」というわがままな生き物でもあるということ。引きこもりやシングルで頑張る人・親から育児放棄された子供たちに必要なのが「絆」で、十分たくさんの人に囲まれて仕事をする人には「ひとり」が必要な時代かもしれない。

先ほど書いた、紙に死刑と書いて、自分の気持ちのバランスを取ったように、ひとりになりたい願望が子どもから老人までたくさんあって、他人との距離を適切に取れる人が多くなれば職場環境(学校環境)は劇的に良くなると思う。そういう意味でも、人材派遣会社は同時通訳などのプロ中のプロ以外、即刻、市場から退場してほしい。合法的に山口組が港湾労働者の口利きをやってることと本質は同じだ。正直、そう思う。雇うなら直接雇用のアルバイト、直接雇用の嘱託である。株主配当を最大限増やすために(世界の人口数からみたらわずかな人たち)多数の人間の貧困を招いている現実を知っていながら崩せない。

職場環境の悪化は、したがって機密ごっこ、監視ごっこ、排他的な仲間づくりごっこ(LINE)、投資ごっこ、人事ごっこ、派遣採用ごっこ、疑いごっこ。誰もが自分と同じ人間なんだということを忘れさせる経済の仕組み・管理の仕組みにあるような気がしてる。それを報道する報道機関自身、役所自身もすでに派遣会社をたくさん利用している、中には派遣会社を別会社で経営して、天下り先や自社の金がグループの外へ出ないよう配慮されているとしたら、誰がどこで強く反対声明を出すのだろうか?人に優しくない国や企業はいずれ滅びる。そうでなければ、国民全体が「愚か者の船」に乗船中である。

  1. 貧乏暇なし年中薄給。

    実は、私は若い時には、会社員には絶対なりたくないと思っていました。ですから、しばらくは弟子入りして見たり、フリーランスになったりしていました。しかしフリーランス時代には昼は営業、夜は徹夜に近い仕事の連続で、すっかり疲れ果て、勉強する時間など皆無となり、自己嫌悪に陥りました。生活を考えると、このままでは自滅するぞと。そこで仕方なくサラリーマンを選びました。想像通りの縦社会でしたが、月々の給与は保証され、少なくてもボーナスなどの手当てもあり、深夜まで働いたとしても以前に比べれば睡眠時間も有り、暮らしぶりは雲泥の差でした。それ以来、しばらくは大人しくしては居たのですが、派閥や人間関係に嫌気が差して転職しましたが、どこも同じでした。企業は何処も同じようなもので人間関係を旨く保つか?それとも組織内での一人ぼっちを決め込むかの二択でしょうね。そこで、どの派閥にも属さないと自分に言い聞かせてサラリーマン生活を送りましたが、予測通りの結果は貧乏くじでしたね。

    • 組織は人間関係、どこでも同じですから、楽しく仕事ができれば申し分ありませんが、10人10色。孤塁を守ればいいのですが、それもできず鬱になったり,陽気になったり,心身バランス不調で休む人(休める余裕があるだけまし)もたくさんいました。もちろん,独立や辞めて行く人も。派閥は自分でははいっていないつもりが,外から見ると派閥に見えたりします。タダ、気が合うだけなのですが。それが人事に反映しましたね。

  2. 堀江健一氏の太平洋独りぼっちではないですが、一人で活きられる、生きて行ける能力や体力が有れば、心強いでしょうね。人は弱いもので、誰かに寄り添って安心感を得たり、結婚などして安住の時を得たりするものです。でも現代では男性も女性も独身を通したり、一人で生きて行く道を選択したりと、昔に比べて変化しています。若い人たちは、親や先輩たちの苦労を見て来て、必ずしも大きな組織に所属したりせず、結婚感にも疑問を持ったりしながら、良く解釈すれば、それだけ逞しくもなって居るのでしょうね。会社の中で「仲良しクラブ」を演じていた過去の私たちの時代とは、既に違うのかも知れませんね。会社行事には参加しないと決め込める若い社員たち。そして、それを容認している多くの経営者。確かに独りぼっち時代は動き始めていますよ。

    • ひとりぼっちではあっても、しかし、どこかに所属しているはずでそこは大事にはしているみたいです。昨日、4か所の職場を訪問しましたが、テレワーク終わっていた会社もありました。ほぼ全員出社。営業会社も出ていました。道庁は各フロア、なんとかしないと窒息します。一人当たり面積、狭すぎます。議会を新しくする予算があるなら、別なビルにオフィース借りないと。横・前に感染防止フィルム貼って書類の山と高齢化。札幌でここまで狭い面積で仕事をする企業はありません。一度、訊ねてみてください。そしてリモートはわずかなようです。可哀想な道庁職員です。

  3. 在宅勤務でなくても、会社の中でさえ既に雑談や笑い声も消え、黙々とPCに向かってキーボードを叩いている姿など、在宅と何ら変わらないリモートワーク状態ですね。昔はPCなど無かったので、知らない事は先輩に聞いたりしたものですが、今では何でも検索さえすれば答えは即座に出ますから、無駄な会話の必要も無くなったのでしょう。しかも先輩たちよりも、どんなに偉い上司よりも目の前のPCの方がずっと偉い、自分の頭脳の一部とさえ勘違いすらしていますからね。先輩のアドバイスも上司からの評価も無視されてしまいます。しかし?、一旦停電にでもなれば?どうなんでしょうね。

    • PCが出てもおしゃべりは大事ですね。PCが入って職場が静かになったとき車内がお通夜状態になっていったのを覚えています。95出たときですね。PC教室に通うも誰もできずインストラクターを困らせたことがります。ワープロさえできなかったのですから。おじさんもどんどん若者に聞けばいいのに遠慮してるところありましたね。プラードでしょうか?そしてミスをします。私の周り、パソコンやメールの世界、大嫌いな世代多いです。アナログ固執です。その気持ち、私にもわかる部分ありますね。

  4. 職場環境?ってどうでしょう。誰かの理想どおり?って言う事でしょうか?。それとも?社員全員の理想通りなんでしょうか?。それは無理でしょうね。職場の概念にも時代変化は見られると思います。コロナ以前にデスクワークなら夫々がパーティーションで仕切られていた方が快適かも知れません。但し連携プレイが必要な職場以外でしょうが。また頻繁に行われる会議も全員が一堂に会議室に集まるのも非効率ですね。出かけている営業スタッフなどは会議時間に間に合うように焦って戻らなければいけませんから、気が気ではありません。スマホで十分ミーティングなど可能ですから、全員が一堂に会するのは仕事納めと仕事はじめくらいでいいのでは?。

    • 不要な会議多過ぎましたから。仕事は個別にしますから。私のいる小さな会社でもたんたんと女性陣がパソコンで仕事をしてますから、私は静かにしています。ほんとうはがちゃがちゃうるさい男なんですがね。たぶん、是、企業の大小関係ないですね。PC入って、手元にスマホがあると味のある会話ができる人が少なくなったような気がします。日常の暮らしで味気ない毎日を送っているからそうなるのでは?と私なんか想像しますが。あくまでも言語生活ですが。

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