『進化は未来のことなどおかまいなしだ』(リチャード・ドーキンス)
新型コロナウィルスが武漢のウィイルス研究所から漏れたものか、中国当局が言う武漢市場からコウモリ経由で広がったのか藪の中であるけれど、文明社会に与えた武漢ウィルスは人類の生き方を変えないと適応できないところに向かっている。どこでどう共生してゆくのか模索である。
『進化は未来のことなどおかまいなしだ』(リチャード・ドーキンス)
『利己的遺伝子』の40周年記念版の50pに書かれていたドーキンス博士の言葉。『進化は未来のことなどおかまいなしだ』。自然現象もそうだし、考えてみると、突然変異は、次に生物の変化(進化)を予告するのだろうけれど、合目的的(高いところの実を食べれるように背が高くなったとか、空を飛ぶために羽が付いたとか、生物がある目的のために変化することを合目的的という)に変化しているわけではない。結果としてそうであっても、その目的のために進化はしない。はっきり言って偶然の出来事でしかない。
なぜ、人間は二本足で立ったのか?二本足で立ったから二本の腕を使えるようにはなったけれども、腕を使うために二本足で立ったわけではない。京都大学の今西錦司さんは『ある日、突然一斉に立った。』である。世の中には理由のない事柄がたくさん起きる。現に毎日起きている。私たちはいつのまにか『因果論(律)』に大脳が捉えられていて、起きてしまった事柄を平気で原因分析をして結論出してチョンで終わる。しかし、ドーキンス先生は『未来のことなどおかまいなしに進化が発生する』と言う。突然、3本の手を持つ生物が出てくるかもしれないし、目が3つあったり、頭が三角形かもしれない。何でもありなのである。
『私たちにとって都合が悪いよ』と言っても、進化は自然現象と同じで関係ない世界なのである。いつのまにか人間は、生物の中でとても高尚で、賢くて言語を操り、次々に発明をして、文化や文明を築いてきたけどそれも偶然の出来事で、昆虫や花という生き物は作れない。人間とは何かとギリシャの哲学者や古代の賢人は問いかけてきたが、いまだに結論が出ない。発言者が自分の立ち位置で都合のいいように答えているに過ぎない。人間とは気まぐれな動物だ・・が一番近いかもしれない。
夢も希望もなくなってしまうが、明確な目標を立てて毎日努力を惜しまない人間が評価される世界ではあろうけれど、その背景には人間の価値観は変わらないはず(努力は大いなるプラス価値、誰よりもお金持ちになる、出世する価値、子供をどの子供より難しい学校に入れて、未来の幸福が約束されるだろう位置につける・・などなど)。しかし、果たしてそうか?幸福という価値観にしても、みなさん十分経験済みではあろうけれど、瞬間的な出来事に過ぎない。不幸が来るというわけではなくて、幸福感はすぐに去ってしまう。偶然な出来事で、偶然であるがゆえにより強い幸福感を瞬間味わえるだけ。『進化は未来のことなどおかまいなしだ』。未来は何があるか予測がつかない、やはり『一寸先は闇』が真実ではなかろうかと思うきょうこのごろ。
坊主の孫。
予測と言う事自体があらかじめそうなるだろう?との疑問符ですね。予測は約束出来ない推測と言う事でしょうか?予言とか予測とか予兆とか予報とか?実際には分からない事ばかりですね。天気予報だって衛星で観測したものを伝えているだけで実際には予報ではないし、地震予知などは未だに全く分からないままに研究?だけが続けられています。全ての物事が、あらかじめ解れば良いのですが、特に自然は人間だけの為に都合良くは働いて来れませんね。もし自然現象や自然災害の本当のメカニズムなどが解明されて仕舞えば科学者も研究者も予報士も占い師も商売あがったりですからね。今回の世界的に感染拡大したCOVIT-19も、さらにはつい先日に中国や九州を襲った今回の豪雨も実際に起きるまではどの程度の大被害になるかまでは誰も分からなかったでしょうね。もし分かっていたら、少なくても人命だけは助けられたのではないでしょうか。
seto
天気予報で不思議なのは、外れたらきちんとなぜ外れたか説明くらいしてほしいものです。どの分野も外れたことを説明する習慣をつけたいものです。時間とともに、それは忘れてくれ・・で飯を食べている人多過ぎます。武漢ウィルスも四川ダムも中国が抱える闇で、ウィルス漏れた武漢、ダムが曲がっていて欠陥ダムの様相を呈している四川ダム。どちらも慎重に事を運べば済んだことを、功を焦る人たちの所業、ダムについては汚職して手抜き工事をした疑いが出ています。この辺を予想して欲しいものです。
広告マン。
進化と言えば、何か良い事と考えがちですが、必ずしもそうでは無いのかも知れませんね。自然の進化(変化)の中で人間だけに都合よくはならないのでしょうね。でも人間以外の何かにとっては都合が良い進化だったりもするのでしょうね。地球や宇宙の一部を人間だけが支配している錯覚に捕らわれていますが、以外な生物が次の時代を虎視眈々と狙っているかも?知れませんよ。それが生物なのか?植物なのか?ウイルスなのか?は予測もつきませんが?
seto
二本足で歩き出したのも考えてみると不思議なことで、四足で走り回れば腰痛に悩むこともなかったし、手に武器を持って殺す・叩くこともなかったのに。次の地球上を支配する生物は見当もつきませんが、誰でしょうね。