スーツ雑感ほか。
新入社員のスーツの色が男女とも黒ばっかりで大丈夫?という話。
近所の市立図書館へ午後5時に行くとちょうど10人を超える市職員の新人が施設見学の帰り全員が。全員が同一色の黒。ワイシャツは白。紺や茶系も消えてます。カラーワイシャツも消えてます。わずかにネクタイだけは柄違いでしょうが、流行りは無地。4月1日に白老町に国立アイヌ民族博物館ウポポイの管理棟を見てきました。ここにも新人が公園内を回ってましたね。広告会社の営業が履く先の尖った靴も多く見れたが、スーツの色は市役所職員と同じ黒でした。カラーワイシャツゼロ。北海道は4月といっても寒くてここ数日風も強くてスーツ生地も厚めでいこうというなのか?とにかく目立たない、ファッションで自己主張はカジュアルでご覧あれという公私の厳格な区別なのか。
ピンクのワイシャツ、ブルーの濃淡シャツ3枚、ストライプ入りスーツも何本も着ていた筆者。彼らも職場環境の慣れとともに色がカラフルになるだろうが、戦時中の軍服の茶が黒になっただけと推理するのは私だけであろうか?スーツは安くなって1万円から上下あるが、そもそもオシャレに金をかけない。かけるのは住居費・通信費・電気・そして食費・そして貯金、大事な交際費とゲーム代か。戦時中もそうだったが、ファッションの色は社会の気分をあらわしていることもあり、黒のスーツが長く続く時代は、品や真面目さは伝わるが「俺はこれをするぞー」というメッセージは少ない、そういうのは過去の私みたく転職した人に多い。周りに合わせたくない気持ちがファッションにも表れる。テレビ局は制作会社は自由ファッシンで、大脳の発想や思いつきを大事にするからファッションに気を取られたくない人種が多い、しかし、給与は安い。
ところでスーツを着てどこかに稼ぎに行く人はまだいい。正社員でもなく臨時雇用で派遣切りに遭っている、特にシングルマザーの人たちはどうしているんだろうか。私の周りに何組もいるが、子どもふたり連れてお腹にも身重の子抱えて実家に逃げてきた娘さんがいた。幸い、看護師の資格があっていい再婚相手に恵まれて4人の子育てをしている。声を出せないシングルマザーが一番心配だ。全国でシングルマザーに一番優しい市として政策をしてみてはどうかと広報課と市長室へメールしても返信がない。内容は最低25万円を市が責任をもって支給する制度。雇用企業へ足りない分を補給して、安心して子育てと育児と労働に励んでもらおうという考えだ。そのお金であれば人手不足の会社も正社員として雇用を続けられるし、支払ったお金は市内の商工業や商店で使われて、結果的に景気浮揚に貢献すると考えた。話題になれば全国からシングルマザーが大挙してやってくる。住宅もUR住宅や市営住宅も空きが多いので入居させられる。あとは資金と法整備だ。
広告マン。
高校生までは制服ですが、自由ファッションの大学生たちも就活となると途端にリクルートスーツに変身しますね。まるで別人を見るようですね。面接官も仮の真面目ファッションでの面接ですから、普段着面接などすれば採用基準も変わるのでしょうね。自由ファッションは内面の思考や人格まで表現しますからね。しかし普段着面接が当たり前になったとすれば、リクルートスーツの販売店は困るでしょうがね。
seto
テレビ局の男性司会者のスーツやワイシャツ・ネクタイをみるのですが、あれは自腹?経費?ですかね。一度、面接官をしていたとき、運動着みたいなもので来た人がいました。「服装は自由」に反応したのです。1年間、無職で自宅に引きこもっていて、その延長のファッションだったのでしょう。太ってしまって着るスーツがなかったのです。
広告マン。
私も入社して暫くは、流行りのブランドの三つ揃いスーツで通勤していましたが、一度、制作作業でカラーインクが付いて汚れてからはジーンズとセーターやサファリスーツにしました。ところが、打ち合わせで訪問する銀行の業務部へ行くと冷たい視線を一斉に浴び、上司が何か言われたらしく、私もそれ以来、これ見よがしにドブネズミ色のスーツに切り替えました。当時吸っていたタバコのグレードも銀行員までではありませんでしたが、下げました。全て仕事の為ですね。でも長髪だけは抵抗していましたね。年齢とともに次第に社会環境に馴染むようにはなりましたが、若い時には社会環境に馴染むために苦労しました。
seto
ピンクノワイシャツを着てきて怒鳴られた時代もありました。チョッキやズボン吊りも流行りましたが、思い出すのは、だからといって仕事が特段できる人では皆なかったということでした。話し方に知性や教養を感じる人、やさしい言葉で人との対応が穏やかな人が評判がよく、仕事もできたので、本当はスーツ云々で決めつけることもないのでしょうが、色の選択があまりにも画一的で気持ち悪くブログに書いたわけです。