集団接種、雑感。
新型コロナウィルスの集団接種のお世話を6月から延べ1万2千回してきた。約1時間、所定の椅子に座っていれば接種は終わるのだが、その待つ市民の静けさだけが印象に残る。めったにこれだけ大勢の中に、ぽつんと一人椅子に座り1時間沈思黙考する機会はないと思うので、ブログを書く私としては、それぞれがいまどんなことを感じ・考えているのかと聞きたいところではある。夫や妻や子供のことか仕事のことか副反応が出るか出ないか、接種終わった後の時間をどう過ごすか、夕食は何にしようか。そうだお母さんがいる施設には入れないので着替えだけでも届けようとか様々だが、貴重な1時間であってほしいと思いながら私も全体を眺めていた。
「接種会場1は66人予定」と無線が入り、「接種開始10時50分」。「了解」。「はい、皆さん、これから問診と接種を開始します」。3か月間、これを繰り返してきた。接種をためらう人もいた。接種OKサイン欄を空けたまま、問診の医師と相談しようとしたのだが、「それを決めるのはあなたです」と医師から言われ、接種した人もいた。怒鳴る老人もいた。「俺に何をするんだ」と。奥さんになだめられていた。集団の中で人混みに酔って、具合悪くなる少年もいた。お母さんに付き添われてやってきた。お父さんに付き添われた少年もいたが、圧倒的に少女ではなく少年ばかりだ。この町の小さな縮図を見る思いがした。老婆を連れそう娘さんも多かった。「母は94歳ですよ、この暑い体育館でいつまで待たせるのですか!いい加減にしてください」と怒鳴られたこともあった。2回目接種の時、彼女は私を見つけてそのときの暴言を謝ってくれた。最初のころの集団接種は、時間進行について不手際もあり、多くの市民に迷惑をかけたと思う。接種後15分の経過観察を終えて帰るのだが、それぞれに「ご苦労様でした」というのだが、会釈をしたり「ありがとう」と言葉を返すのは圧倒的に女性が多い。
ところで接種対象が高齢者から年齢が若くなるにしたがって、1時間の過ごし方がスマホと読書に変わっていった。私の考えた沈思黙考する時間はあんまりなかったかもしれない。JR電車の中でもそういえば同じことをしていた。ゲームやメール、お気に入りのHPを見ている。10月24日で一応集団接種は終わるが、いったい、この新型コロナウィルスパンデミックはいつまで続くのか不透明だ。ワクチン有害説を語る人も身近にいる。ファイザーは2回目接種後も半年で免疫力が80%くらい低下する恐れもあって、3回目接種をイスラエルで開始した。イスラエルはファイザーの試験場である。ここを見ているとファイザー製品の効果効能がわかる。

ホランペッター。
我が娘は「私も感染しているかも知れない」などと冗談めいていたのが、左程の自覚症状も無いので第一回目のワクチン接種をした直後に保健所から「貴方は〇〇さんの濃厚接触者ですから自宅待機してください」と言われその直後から激しい吐き気や水も苦くて飲めず、食べ物は全て塩っぱくて食べれず、高熱も續いて歩けば倒れそうなため床に臥せて一週間余。脱水症状回避のための水分補給のための急須の先が長いような形のガラス製の器具(病人が使う薬のみ器)を薬局で買ってスポーツ飲料の2ℓボトルの段ボール2箱とともに玄関先に置いて接触を避けてLINEで連絡。味覚を感じる舌を介さず飲料水を呑むよう伝えました。買い物はもちろん外出さえできない自宅療養開始直後には札幌市から缶詰やレトルト食品など入り段ボール箱3個が届いたそうです。暫くの間苦しみましたが、食欲も次第に出て来て体力も快復に向かい、保健所からの状況観察電話でのやり取りで、感染拡大の心配も無くなり外出許可が出て、先週の水曜日から勤務先の会社に自家用車で出勤しています。その一週間後の昨日は二回目のワクチン接種予約日だったのですが断られたそうです。何でも感染回復後は2週間開けなければ接種出来ないそうで、また来週に持ち越しだそうです。今朝の新聞には抗体カクテル療法のほかにも道内企業が抗体薬の開発に取り掛かっているとの記事も掲載されていました。感染者から採取した血液を元にデルタ株を対象とし研究したそうです。国内で研究開発し製造までできれば接種で右往左往する事もなくなりますね。
seto
娘さん、無事に仕事の復帰にまでこぎつけてよかったですね。それにしても自宅ではなくホテルとか病院に宿泊できないものでしょうか?札幌市のコロナ会議に昨年、録音で横で聞いていましたが、市長の真剣さが足りなくて大丈夫かなと思ってました。医学の勉強少ししないとね。様々な大きな未使用な施設を探せばあるので、活用しないとね。アドバイサーの医師2名が横にいるのにね。抗体カクテルで飲む治療ですね。血液の中に薬が(超薄めたコロナ菌)入れば効果は同じという原理ですかね。デルタ株の感染は学校で広がってるので、子供から家族に広げることも多いのでお互い注意したいです。空気感染が現在のコロナの現実です。